大人にとっても子どもにとっても夏の敵といえば『蚊』ではないでしょうか。
私は小さい頃からよく蚊に刺され、手足を掻いては傷を作っていました。
「子供の血は美味しいのよね〜」などとよく言いますが、一度掻きだすと痒くて痒くてご機嫌ナナメになるわ、掻いて傷を作ってはかさぶたを剥がしてしまい更に傷は深くなり‥‥手足は傷だらけ。
良い事なしです。
でも、大人が使用するような虫除けを肌の弱い子供に使用していいものなのでしょうか?
例えばこちらの虫よけの注意書きを見てみると……
使用上の注意として以下の記載がありました。
- 6ヶ月未満…使用不可
- 6ヶ月以上2歳未満…1日1回使用可
- 2歳以上12歳未満…1日1回〜3回使用可
うーん、なかなかの使用制限。これでは朝シュっと一噴きでおしまい。
丸一日効果が保てるのか気になるところです。
それに、刺激も強そうで不安です。
そこで、我が家で試した様々な虫除けグッズをご紹介します!
(1) 虫よけシール
簡単に使用でき、持ち歩くにもかさばらないのでポピュラーに使用されているグッズではないでしょうか。ちなみに洗濯機に入れてしまっても粉々になりません!
■有限会社クレア 虫よけシール
用途…吸血害虫の忌避シール
成分…ユーカリ精油、シトロネラ油、植物精油、ユーカリ香料、プロビレングリコール、メチルパラペン、マイクロカプセル
昨年購入したものが残っていたので今年も使用しています。
草木の生い茂った森などに行った際はさすがにこれを貼っていただけでは刺されてしまいましたが、日常生活を送る程度なら効果は十分でした。
こちらは有効時間12時間のタイプ。
■ピジョン株式会社 ピジョン 虫くるりん シールタイプ (0ヶ月~)
用途…ユスリカ、チョウバエなどの不快害虫の虫よけ(洋服やベビーカーに貼るタイプ)
成分…天然ハーブの精油(シトロネラ油)
色々なメーカーから出ており、こちらはピジョンから出ている持続時間6時間のタイプ。
虫よけシールは、だいたいどこのメーカーのものも1回に5〜6枚を使用目安としているため服がシールだらけになってしまいますが、かわいいイラストが描かれているので娘は嫌がらずに貼ってくれます。むしろノリノリ♪
(我が家は私が貧乏性なため、1回に3〜4枚しか使用しない事が多いですが‥‥w)
持続時間が長ければ効果も高いと感じました。
あまり効果を感じていない使用者もいらっしゃるようですが(ママ友談)、使用方法をキチンと守ればある程度の効果はあります。(効果を感じていないママ友は1回に2枚しか使用していませんでした)
(2) 虫よけリング
今年よく目にするのはこのリングタイプ。
■ピップ株式会社 ピップベビー 虫よけくまさん 使い捨てリングタイプ
用途…ユスリカ、チョウバエの虫よけ
成分…P−メンタン−3、8ジオール
「足首用」とありますが、両面テープで止めるので長さの調節ができるので手首にも使用可能です。
娘の通う保育園では、虫よけシールは使用禁止なのですが、この虫除けリングは使用を許可されているので毎日着けて登園しています。
着ける前より刺されなくなりました。
100円均一ではこのようなタイプのものが販売されています。
■株式会社COCORO 虫よけリング
成分…植物精油(ユーカリ香料、シトロネラ油)
こちらは1日あたり6時間の使用で30日間の使用目安のタイプです。
(3) アロマを使用したボディースプレー
■左/パーフェクトポーション バズオフアウトドアボディスプレー
成分…シトロネラ・ティーツリー・ラベンダーなどの精油等
注意点…生後6ヶ月未満の赤ちゃんへの使用不可
■右/ベビデバブデブー インアンドアウトガードスプレー
レモングラス・ゼラニウム・レモン・オレンジ・ペパーミント・ユーカリの6種の香りのエッセンシャルオイル配合
使用回数についての制限がないので、気になったらシュっと一吹きできるところがいいですね。清涼感のある爽やかな匂いが広がります。
ただし、こちらは効果の持続性が低く、頻繁にシュッシュッしなければいけないところが難点です。また、汗や水ですぐに流れてしまうので水辺で遊ぶ際には不向き。ジャブジャブ池で遊んだ時は全く効果がありませんでした。
(4) アロマインの日焼け止め
■株式会社ビーバイイー ママバター UVケアクリーム アロマイン SPF25PA++
こちらは「MAMA BUTTER」から出ているアロマインの日焼け止め。日焼け止めと虫よけの両方の効果があります。
ただし、伸びが良いわけではないので塗りにくいと感じるかもしれません。でも、やんちゃな娘は大人しく日焼け止めと虫よけのそれぞれを塗るのを待っていてくれるわけではないので一度にちゃちゃっと済んで一石二鳥! 気に入って使用しています。
(5) コンセント使用タイプの虫よけアロマ
■エステー株式会社 虫よけアロマプラグ
こちらは自宅で使用しています。
夏の初めに自宅で蚊と格闘する機会がチラホラ出てきた頃、0歳児の息子がゴロンとしている我が家で使用できるものを、と探し見つけたのがこれ。
2歳の娘がいたずらしないか心配でしたが、コンセントに挿すとほのかに点灯するのでライトだと思っているようで問題なし! 弟がハイハする頃には季節が変わっているでしょう!
と、ここまでは、ハーブやアロマを使用したものばかりとなりました。
(6) 電池式蚊取り
■フマキラー株式会社 どこでもベープGO! 未来480時間
こちらはベープの携帯用電池式蚊取り。
火や熱を使わず、ファンで効きめを拡散するタイプのものです。我が家ではベビーカーに付けて使用しています。
外出する際にパチっとスイッチを入れるだけ。室内ではスイッチをOFFにします。
これだと子供だけでなくベビーカーを押している私にも効果ありです。
ただし、使用中及び使用後は乳幼児・小児が薬剤に触れることのないようにと注意書きがある上、子供に使用するには毒性が強いのでは?と懸念される方もいらっしゃいます。
そうなんです、(1)〜(5)まではハーブやアロマを使用した虫よけであるのに対し、こちらはメトフルトリン(ピレスロイド系)が成分となった 蚊取り=殺虫効果がある商品のようです。
調べてみると、揮発性のよいメトフルトリンという殺虫成分をファンで拡散させているということです。では、このメトフルトリンという殺虫成分の毒性は大丈夫なのか?!
……調べてみました。
ピレスロイドは害虫の皮膚や口から入り、神経に作用しマヒさせて虫を退治します。また、哺乳類・鳥類など恒温動物の体に入ってもピレスロイドは速やかに分解され、短時間で体外へ排出されてしまいます。
ということでした。
じゃあ、そもそもピレスロイドって何?
……調べてみました。
除虫菊(シロバナムシヨケギク)に含まれる有効成分の総称であり主成分である「ピレトリン※」がいろんな害虫に効きめを示します。このピレトリンをもとにいろいろな特長をもつ「ピレスロイド」を開発し殺虫剤・防虫剤が開発されています。
※除虫菊に含まれている天然の成分(天然ピレトリン)およびこれと化学構造のよく似たピレトリン類似の合成化合物(合成ピレスロイド)の総称
ということでした。
殺虫成分を拡散させるタイプのものなので、使用上の注意をよく読み、保護者の方の判断で上手に利用していきたいものですね。
このようにたくさんの商品を試している我が家ですが、被害がゼロであるわけもなく、かわいそうな思いをさせてしまうこともしばしば。
そんな時は…
こちらを使用しています。
刺されてもすぐに塗ると痒みは比較的マシなようです。
数あるグッズを上手に使って、子ども達のすべすべな皮膚を守っていきたい!その想いは募る一方です。
(mama記者・よーこ)
【参考サイト】
- http://www.kincho.co.jp/gaichu/column/piresroid.html
- http://ja.wikipedia.org/wiki/ピレスロイド
- http://www.chemuseum.com/professional/report/11/index.html
ベビーカーに虫除けネットをかけるのも効果アリ!
ムーミン/ミイ/スナフキン/ムーミンママ/ムーミンパパ/エコ/ムーミン MOOMIN・ムーミン くすの… |