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おっぱい110番 [03] 生後0日から粉ミルク卒業までの軌跡〜母乳が出にくかった私の体験記

 

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■出産~生後5日

母乳育児推奨の病院で出産したので、産後すぐ母子同室。助産師さんの指導通り、3時間おきに授乳のためくわえさせていました。
血行をよくするために、シャワーを浴びるときに胸や背中を温めるようにしたり、肩回しをして背中の筋肉を動かしたり。

それでも出産して5日間、全く母乳がでませんでした。張りもなし。

 

あぁ、私は母乳出ないのかな…としょんぼりして退院した生後5日目の夜、突然胸がガチガチに。

幸いなことですが、娘は全く出ないおっぱいでも根気よく吸ってくれたので出るようになったのかなと思います。

 

■生後6日~19日

どの程度母乳が出ているのか分からず不安でした。

授乳間隔が短くなったり、授乳後に泣くときは粉ミルクを30~60cc足していました。

 

■生後20日~26日

出産した病院の母乳外来へ行ったところ、1日当たりの体重増加が21gで少ないと言われました。

粉ミルクをもっと足すようにとの指導を受け、1回60~80ccを1日に2回あげるようにしました。

これがいけなかったのか、生後24日目、乳腺炎になりました。

 

■生後27日~40日

熱が下がるのを待っておっぱいケアをしてくれる助産院に行ってみました。

そこで母乳をどれだけ飲んでいるか計ることになったのですが、左10cc未満、右30ccという少なさ。

生後1カ月の頃は1回100~120ccが目安なので全然足りません。

 

私の場合、乳腺炎になった原因として指摘されたのは、乳腺が開通しきっていなかったり詰まっている上に、粉ミルクを増やしたことで消費される母乳量が減ったため、生産された母乳が鬱滞してしまったことでした。

 

まず、乳首の詰まりを取るためにしたことは、

  • お風呂に入るとき乳首をつまんで左右にひねるようにマッサージ
  • 授乳後にメデラの「ピュアレーン100」を塗る(詰まりがとれやすくなるとのこと)

 

image1▲メデラ ピュアレーン(画像はHPよりお借りしました)

 

ピュアレーンは浅吸いで痛めていた乳首のケアにも役立ちました。

授乳後、塗ってラップを被せておくだけです。こうすると、衣服と擦れることがなく痛みを軽減することができました。

次に授乳するときは、赤ちゃんの口が滑らないように、軽く拭き取っていましたが、このクリーム、添加物や保存料不使用で、赤ちゃんの口に入っても安心だそうです。

痛いと授乳が苦痛で仕方なく、もう母乳育児やめたい!と思っていたので、傷のケアをすることで心が折れずにすみました。

 

また、詰まりを取るには赤ちゃんに吸ってもらうのが一番とのことで、はじめにくわえさせ方の指導がありました。

浅吸いになると、奥のほうの母乳まで飲めないそうです。

大きく口を開かせてくわえさせ、アヒルの口のようになるのがよいそうです。

 

 

そして詰まりを取るだけでなく母乳量を増やすためにも、頻回授乳をしたほうがよいと指導を受けました。

 

粉ミルクの足し方については、必ず授乳後に足すようにし、量も以前の60ccに戻して様子を見ることになりました。

おしっこ、ウンチが出ていれば大丈夫、とのことでした。

 

助産院でケアを受け始めて10日、哺乳量は左右合わせて80ccに増えました。

詰まりがとれてきたので、今度は母乳量を増やすための指導も受けました。

 

体を温めるという「タンポポコーヒー」を勧められて飲んでいました。

私が飲んでいたのはVIVATEAのタンポポコーヒーです。お湯を注ぐだけのインスタントです。

あまりコーヒーという感じはしませんでしたが、甘くて美味しいので好きでした(笑)

 


VIVATEA ノンカフェイン タンポポコーヒー タンポポティーもあります)

 

食事の指導はほとんどありませんでしたが、体を温めるものを食べること、水分を1日2リットル以上摂るように言われました。

 

■生後1カ月~2カ月

1カ月検診を受けに行きました。そこで小児科の先生には、体重増加が少ないから粉ミルクをもっと足すようにと指導を受けて、また混乱しました…。

でも成長曲線からは外れていなかったので、助産院の指導に従うことに。

助産院に通い始めて20日(生後37日)、哺乳量は94ccまで増えました。

 

■生後3カ月~4カ月

週に1度、マッサージを受けに通うこと2カ月。母乳量は徐々に増え、搾乳でも120ccは出るようになりました。

その後は助産院には通わず、娘の体重をたまに計ってきちんと増えていることを確認し、日中3時間おき夜中1~2回の授乳に加え、15時と寝る前は粉ミルク60ccを足すサイクルができあがってきました。

 

■生後5カ月~

5カ月に入った頃から離乳食を始めましたが、離乳食のあとは母乳だけあげていました。

離乳食が始まってしばらくすると、やっと軌道に乗ってきたと思われた母乳育児にまた問題発生。

 

離乳食でお腹が膨れるので飲む母乳の量が減って需給バランスが崩れ、また何度か詰まりかけました。

こういうときは粉ミルクをやめて、とことん娘に吸ってもらいました。詰まりには授乳が一番の特効薬でした。

これが需給バランスの調整に繋がったのかもしれません。

 

離乳食が2回食の途中で、詰まりかける度に粉ミルクを足すのをやめいたら、徐々に粉ミルクを足さなくても次の授乳時間までもつようになりました。

そして気付けば粉ミルクをあげるのが夜寝る前の1回60ccのみとなりました。

 

■生後10カ月~

離乳食の後期の頃には、寝る前の粉ミルクの量を減らしていき、ついには粉ミルクを使わなくなりました。

寝る前の粉ミルクは、空腹で夜中に起きる回数を減らす目的であげていましたが、結果的には粉ミルクを足さなくてもよく寝てくれたので不要となりました。

正直なところ、哺乳瓶の消毒が面倒だったのも寝る前の粉ミルクをやめた理由のひとつです(笑)

 

***

 

以上が、粉ミルク卒業までの軌跡です。離乳食が始まって必要とされる母乳量が減ったという理由もあってようやく母乳のみとなりました。

 

小児科の先生は「ミルクを足せ!

助産院は「ミルク減らして頑張れ!

 

…と、立場によって言うことが違うので、ストレスで禿げるんじゃないかと思ったこともあります…。

 

でも思い返してみると、授乳タイムはとても幸せを感じる時間だったので、軌道に乗るまで悩みながらも、試行錯誤してよかったなと思います。

 

お母さんの母乳の出方も、赤ちゃんの飲みっぷりもみんなそれぞれで、みんな手探りだと思います。

 

こういう人もいるのね~と、ひとつの参考程度にしていただければと思います。

 


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