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乳幼児の歯磨きやケアはどうすればいいの?[前編]子どもの「歯磨き」について

 

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乳幼児のオーラルケアについて、「これでいいの?」「この情報はホント?」と悩んでいるママは多いのではないでしょうか。

そこで、Cheers! mamaでは、0歳〜小学生のお子さんを持つmama記者のみなさんから寄せられた「歯医者さんに聞いてみたい歯と歯磨きの悩み」について、Cheers! mama編集部が、東京・渋谷区にある岡歯科医院の岡 昌由記院長にお話を伺ってきました。

 

前編のテーマは、「乳幼児の歯磨き」についてです。

 

Q:歯磨きはいつから始めるといいのですか?

歯が生えてきたらはじめてください。

歯磨きに限ったことではありませんが、乳幼児期はご両親の協力が必要とされる大切な時期であります。

個人差もありますが、平均して生後半年後に下の前歯が生えてきます。この時期はご両親の歯磨きとなりますが、年齢を重ねるに従い、手や顔を洗うのと同じように「習慣」として本人が歯を磨いた後、ご両親が仕上げ磨きをしてあげて下さい。

 

Q:歯ブラシはどんなものを選ぶといいですか?

月齢・年齢により歯の本数が違いますので、その時期に合った適切な歯ブラシを選ぶことが必要です。

毛先は短めで、毛の硬さはバイ菌を取れるよう柔らかすぎずコシのあるもの、また歯ブラシの頭の部分はまっすぐなシンプルな形のものがいいと思います。

「今の子どもの月齢ではどんなものを?」など具体的なことは、かかりつけの歯科医院に相談されるとよいかと思います。

 

Q:歯磨きは食後すぐにやるのがよいのでしょうか?

虫歯菌・歯周病菌は歯の表面に付いてから24時間以内に取り除けばよいとされていますので、基本的には就寝前にしっかり磨けば問題ありません。

ただ、お子さんの歯の性質や、食べたもの・飲んだものに大きく影響されますので、お子さんが疲れて寝てしまう前に時間を工夫して磨く時間を作っていただければと思います。

 

Q:歯磨きを嫌がる子は多いと思うのですが、歯磨きはどのくらいやれば充分なのでしょうか?

月齢・年齢により違ってきますが、歯磨きが充分にできない時期は甘いもの(特にジュース、チョコレート、飴など)はできるだけ避けてください。だらだらと長時間食べ続けるなどといった食生活・習慣にも気を付けましょう。

また、5歳後半からは6歳臼歯という大人の歯が子どもの一番奥の歯の後ろに出てきます。非常に虫歯になりやすい弱い状態で出てきますので、この時期は要注意です。

 

Q:歯磨きは1日1回だと少ないのですか?

1日1回でもしっかり磨けているかが大切です。

1日に何回も磨いているのに虫歯ができてしまったという場合は、虫歯菌が取れるようきちんと磨けているかを一度改めて見なおしてみてください。

また虫歯は食生活にも原因があるため、毎日食べているもの・飲んでいるものの見直しも必要となります。

きちんと磨けているかが不安な方は、かかりつけの歯科医に相談してみてください。「正しい歯磨きの仕方」を教えてくださると思います。

 

いかがでしたか?

次回の[後編]では「フッ素の疑問と虫歯の原因」についてお送りします。

 

 

okadoctor答えてくれた方

岡歯科医院院長

岡 昌由記先生

 

日本顎咬合学会/日本口腔インプラント学会/日本臨床歯周病学会/日本審美歯科学会/東京JIADSスタディクラブ/CTG/オステオインテグレーションジャパン等所属

 

岡歯科医院

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