これまで、3編に渡りお届けしたチアママ座談会レポート「産後の骨盤の悩み編」。
- その1:産後の身体の痛み・骨盤ベルト…産後に足の痛みが取れなかったというお悩みや、骨盤矯正ベルトについて
- その2:お世話で痛む腰・尿漏れの悩み…赤ちゃんのお世話での腰の痛さや、尿漏れのお悩みについて
- その3:産褥体操・赤ちゃんの抱っこの仕方…産褥(じょく)体操やストレッチの効果について
「その3」の最後で話題にのぼった「抱っこ紐」。この日、参加された皆さんは、全員、間違った着け方をしていたんです!
──みのり…抱っこ紐。エルゴやコランを使っている人が多いと思いますが、みなさん、腰のバンドをどこに巻いてますか?
──らふぃ…骨盤に乗っかるあたり?
──なっちゃんママ…ウエストと、骨盤の間あたり?
▲ママのみなさん、この辺りで腰ベルトを装着していませんか?
──みのり…そう! そうやって装着している人が多いんです!! じつは、それ、あんまり良くないんですよ。
──一同…えぇ〜!? ずっとここで着けてた!
──みのり…なっちゃんママさん、ちょっとモデルになってくれますか?
──なっちゃんママ…はーい、いいですよ。
──みのり…正しい腰ベルトの位置は……ココ!
▲みのりさんの手の位置が、正しいベルト装着位置!
──一同…えぇ!? 低い!
──みのり…そう、低いんです。
──ruru…そういえば、エルゴの取扱説明書にも、「骨盤の位置で」って書いてあったかも。
──みのり…あと、ポイント2つ。みんな、肩ベルトが緩い! このくらい、きゅっと!
──なっちゃんママ…うっ、かなりキツめ! 子どもが苦しかったりしないのかな?
──らふぃ…ううん、むすめちゃん、居心地良さそうだよ〜。
▲むすめちゃんは、ママにピッタリくっついて満足げ♡
──編集部・みうら…赤ちゃんが小さいころって、そういえば、エルゴの中で腰が曲がったような感じで抱かれてた記憶が。このくらい肩紐をキュッ締めれば、赤ちゃんの腰があまり曲がらないんだ!
──みのり…最後にもう1つ。首の後ろも、もっとキュッと!
▲普段よりかなりキツメにキュッと締めます。
──なっちゃんママ…かなり締まってる〜! あれ? でも、肩がすごいラクかも…!?
──みのり…ね? 負担が減るでしょ?
──なっちゃんママ…でも、こんなに首の後ろがしまってると、自分で装着できないかも。
──みのり…装着前は、長くしておいて、バックルをはめてから紐を引っ張って締める、という方法がオススメ!
▲ゆるめた状態でバックルを締め、紐を引っ張って締める。これなら一人でも装着できます!
──なっちゃんママ…なるほど〜! うん、やっぱり、これすごいラク!!
この日に参加された皆さんは、全員が「エルゴ」または「コラン」を使用中。どちらも正しい装着の原理は同じなので、みんなで挑戦!
そして「ホントだ、断然、ラク…」の感想。
編集部・みうらも自宅に帰ってから、教わった方法で12キロのむすめを抱いてみたところ…たしかに、ラクなんです。
子どもが自分の体にピッタリくっついていることで、肩や腰が前方に引っ張られる感覚が少なく、リュックサックをぴったり背中に背負っている感覚に近いかんじ。
腰のベルトを低め(骨盤の上をぐるっと巻く感じ)に装着しているので、ウエスト辺りから腰ベルトで骨盤を押し下げる感覚もなくなりました。
あとから、みのりさんに改めて教えていただいたのですが、この「ウエスト辺りから腰ベルトで骨盤を押し下げる」という状態は、産後の支えきれていない骨盤にはおすすめできない状況だそうです。
抱っこ紐も、正しく装着しない産後の身体への負担が増してしまうのですね。
みなさんも、お手持ちの抱っこ紐の装着方法を見なおしてみてくださいね!
さて、全4編にわたってご紹介した「産後の骨盤のお悩み」座談会レポート。いかがでしたか?
今回、少しストレッチを習った皆さんから、「もっとしっかりストレッチを教わりたい!」「広いスペースできちんとやってみたい」という声が!
そこで近々、「産後ママのためのストレッチワークショップ」を開催できるよう、現在、編集部とmama記者・みのりさんとで企画を練っています。
実現の折にはみなさんぜひご参加くださいね!
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