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もしものとき、そのために。「小児救急講習」を受講してきました

 

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救命講習」って、ご存じですか?

心肺蘇生やAEDの使い方など、応急手当について学べる講習会で、都や市町村などの消防本部(局)によって行われています。

その中でも、子どもに対して行う「小児救急」の講習会※1)に行ってきました!

 

正直なところ、わたしは、「心臓マッサージは昔、学校で習った…ような…」「AEDって何ができるの?」という状態。

知らな過ぎて恥かくかも、なんて、的外れな不安を抱きつつの参加でした。

 

でも当日は「知識を座学で」よりも「できるまで練習」の2時間(※2)だったので、わかりやすく効率よく、身につけることができました。

 

講習の流れは、人数の都合上、

 

全員に対して一通り説明→グループに分かれる→消防士さんがお手本を実演→ひとりずつ練習(細かな指導)

 

…の繰り返しでした。

 

他の参加者の方も、始めは固い面持ちでしたが、動いたり大きな声を出しているうちに緊張が解けてきて、

「どのくらいまで力をかけても大丈夫ですか?」

「心肺蘇生法はいつまで続ければいいの?」

など、質問したり、お互いに会話をしたりしていました。

 

消防の方は初歩的な質問にも丁寧に応じてくださり、ホッとしました。

 

実技は、赤ちゃんの人形を使って練習しました。

倒れているところを発見、周囲の安全を確認して近づき呼びかけますが、反応も、呼吸もありません。

 

この人形が、息子だったら。

想像するだけで胸が詰まりました。

 

けれど同時に、もしも息子に何かあったときには、

気を確かに持って、絶対にしっかり処置する!

知らない相手だとしても、逃げずにできることをする!

と、心から思いました。

 

これから、自然の中での外遊びや、水遊びがピッタリの季節がやってきますね。

なんでもない日常の中ですら、

何でも触れたい!口に入れたい!高いところに登りたい!

目を離さないようにと努めても、子どものまわりには危険がいっぱい。

 

いつまた大きな地震がくるかも、わかりません。

 

通報してから救急車到着まで、平均6~8分間前後といわれています。

その間に応急処置を施せるかどうかが、命を繋げるか否かに直結するのだそうです。

 

なみに受講は無料、託児付きでした!

おかげさまで、夫婦で受講することができましたし、地元のママ友も複数、受講していました。

 

託児がなければ、乳幼児を抱えたママ・パパが2~3時間受講するのは、現実的にかなり難しいのではと思います。

これは他の自治体でも是非取り入れていただいて、ひとりでも多くの方に受講していただきたいと、単なる一市民ですが、ひとりの母として、願っています。

 

わが子が息をしていない、脈がない。

そんなことは考えたくもないけれど、もしものとき。

「どうすればいいか知っている」だけでも、安心できる気がしませんか?

 

※1
今回は、わたしの参加した埼玉県戸田市の「小児救急講習会」をレポートしました。自治体により、普通救命講習、応急手当講習の一部という位置づけであったり、小児救急、子ども救急など講習の名称が異なることもあるようです。また、実際に指導をしてくださるのは消防の方ですが、自治体のホームページなどで案内、募集されていることもあります。受講の詳細な内容、日程等はお近くの消防署にお問い合わせください。

 

※2
Web講習1時間を合わせ、計3時間の講習でした。修了者には「講習修了証」が発行されます。

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