ある休日の朝のことでした。
朝食に、パンとサラダを用意したのですが、パンが苦手&生野菜も嫌いなむすめは、ひとりだけ特別メニューの「おにぎり」。
ちょっとでも栄養を、という母心で、ひじきのふりかけを混ぜ込みました。
いつもなら、娘の手のひらに収まるくらいの小さいおにぎりを手に、
「わぁ~! おっきいねぇ!」
と大げさなリアクションの後、ぱくぱくと食べ進めるのですが、この日は、じっとおにぎりを見つめています。
「どうしたの?」と聞いても、おにぎりから視線を離しません。
彼女にもなにか考えるところがあるのだろう、しばらくそっとしておくか…なんて思っていたら、とつぜん、
手のひらを耳~ほっぺに当てる「ネンネ」のベビーサインをしながら「グゥー、グゥー」と寝息のモノマネを開始!
「えっ!? なになに、どうしたの!? 寝るの!?」と、思わず聞いてしまったのですが、起きたばかりなので、眠いわけもなく。
むすめは当然、首をふります。
首をふりますが、また、「グゥー、グゥー」と繰り返します。
うーん、どうしちゃったんだろう? 子どもって難しいなぁ…。
……なんて思っていたら、むすめから大きなヒントが!
「おにーに!(おにぎり) ねんね! グゥー、グゥー」
ん? おにぎりが、寝るの?
と、おにぎりを見てみると…
▲あっ、おにぎりさんが、ネンネしてる! …ように、見える!
混ぜ込んだひじきが、偶然にも、ニコニコえがおで眠っている顔のような配置に。
これを見たむすめは、「おにぎりが、ネンネしてるよ!」と伝えたかったのですね。
またしてもむすめに柔らかいあたまで物を見ることを教わったのでした。
【関連記事】