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「お灸を据える」の効果のほどは?

 

 

「お灸を据える」という言葉には、『(1)灸(きゅう)で治療する、(2)子どもなどをきつく注意したり罰を与える』の2つの意味があります。

でも、(2)の用法は本来の意味ではないとのことで、最近使われなくなっているそうです。

 

それはさておき、みなさんもお子さんにお仕置きとかで反省を促そうとすることがあると思います。

私の親は、お尻を叩くとかはしなかったですが、押し入れに閉じ込めてご飯を(しばらく)あげないとか、冬には庭に降り積もった雪の中に放り投げる(痛くはないけどショック!)といったことの他に、この「お灸を据える」の(1)をしてました。

※昭和の時代のお話ですよ。

 

とはいえ、こうしたお仕置きで親が期待した「反省」ができたかどうかは大変怪しいです。

確かに、どれも相当なショックを受けるものなのでその度に泣きましたが、それから何度も同じようなお仕置きを受けてたのでいかほどだったかと。

 

それは、トム・ソーヤーがポリー伯母さんに毎度お尻を叩かれるのと大差ない気もします。

トム・ソーヤはさすがに10歳を越えてたので「そろそろ大人になれよ」と(小学校当時の僕)は思いましたが、2~3歳の子どもがお仕置きの辛さや痛みを記憶して、2度と同じ目に遭わないように「反省」するとは思えないです。

 

さて、「お灸を据える」のお話に戻ります。

お灸を据えられた経験なんてない方がほとんどだと思いますが、私の時代(&田舎)には普通にありました。

本来は祖母が肩こり解消に使ってるものでしたけど。

 

お灸は、もぐさというヨモギの葉を繊維状にしたものを専用の線香で燃やして行います。

今だとケースに入ってるものに火を付ける感じですが、当時はお灸をそのままお尻やらに乗っけて火を付けるので、もちろんスポットで火傷します。

 

そんなものをお仕置きに使ってた両親ですが、実のと本当の目的は「おねしょ直し」でした。

トイレトレーニングじゃないですが、その昔は紙おむつなんてないので保育園に入る(年少)までにおねしょをしないようにさせたいということでお灸をしてたんです。

 

そんなこと、子どもにはわからないので、もう折檻の印象しか残りません。

実際、効果があったのか保育園でおねしょしたのは1回くらいだったらしいです(でも、推奨はしませんよ!)。

 

おねしょについては医学的な研究もされてますが、中学生になっても失敗しちゃう子はいます。

保育園のうちはお昼寝で失敗したってそれほど気にしなくていいと思います。

防水シート敷いてあげたり、紙おむつを付けるのもだいたいOKですし。

2歳すぎには止まっちゃう卒業の早い子もいるので、焦っちゃうことありますが、とにかく長い目でみてあげるのがおねしょの対応だと思います。

とにもかくにも急に何かを変えさせようとしても、ままならないのが育児ですよね。

 

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