実践編第2弾の今回は、「首すわり~寝返り期の赤ちゃんを撮影しよう!」です。
首がすわるようになるのは、だいたい3カ月頃。その頃には、ほわほわだった新生児赤ちゃんも、だんだん顔立ちはっきり、お顔も少しぷっくりしてくる頃。
さて、この頃の赤ちゃんはどんな撮影対象か、考えてみましょう。
- 手足を動かす、寝返るなど、少し動く
- お顔がまあるい
- 表情も出てくる
といった感じでしょうか。さて、では上記の撮影イメージはというと……、
【被写体の特徴】
- 少し動く :まだまだ屋内にいるので、窓際で明るい場所で撮影しましょう
- お顔がまあるい :まあるくなったお顔は、下から撮ると目が埋もれてお相撲さんのように! 少し上から撮影して、フェイスラインすっきりで撮影
- 表情も出てくる :言葉では笑顔は釣れないので、うまく表情を引き出したいところ。こちらについては後述します
【イメージの特徴】
- お顔がまあるい :この頃ならではのぷにぷに感、パーツ撮りもして赤ちゃんの幸せ感をしっかり出していきましょう
- 表情も出てくる :笑顔は明るいイメージ!窓際の太陽光の下で明るめに撮影して、お母さんに見えているキラキラと輝くような赤ちゃんの笑顔を捕らえましょう
そろそろ表情も少し増えてきたとはいえ、まだまだ言葉も通じない赤ちゃんをどうやって笑わせるの? という点についてです。
「新生児微笑」って聞いたことありますか? まだ感情の発達が未熟な赤ちゃんが「笑う」という現象です。これは、赤ちゃんが周りに愛されるために備わっている能力のひとつで、嬉しいから笑うというのではなく、生理現象の一種だそうです。
これをうまく引き出すには、
- ママの笑顔を見せて、笑顔を釣る
- ほっぺをつんつんして反射を促す
という方法を使います。
ほんとうに短い間しか笑わないので、笑顔を引き出したらさっとカメラを構えて撮影するようにしてください。もちろんこれで100%OK! というわけではありませんが、かなり有効な方法なので是非試してみてくださいね!
では、実際の写真を見てみましょう!
▲写真「A」
▲写真「B」
▲写真「C」
▲写真「D」
同一人物です(笑)
もちろんデジタルなら何枚撮影してもいいので、どちらの写真も残すのがいいのですが、「かわいい」キメの1枚を撮るなら、やはり上から撮影したほうが目鼻がくっきり写るのが分かりますね。
特にまだねんねなので、またがって撮ろうとすると、下からばかり撮影してるってこと結構あるんです。
プニプニの赤ちゃんは顔のパーツが埋もれがちなので、かわいいわが子のショットは少し上からを意識して!
写真「D」は真上から撮影しているように見えますが、実はすこ~し上から撮影しているんです。
▲写真「E」
▲写真「F」
まだまだお座りの写真は撮影できないので、家にあるものを活用して少し体勢を立てて撮影しましょう。
写真「E」はバウンサーに載せて、写真「F」は授乳クッションにおいて撮影しています。
▲写真「G」
表情ばかりでなく、全身を撮影して今ならではのまるっとした雰囲気を出してみました。全身を下から撮影すると、逆にまるっとした感じが強調されますね。
▲写真「H」
全身を撮影して、小さな動きのかわいらしさを写しています。
▲写真「I」
新生児のときと同じ小物を配置すると、対比効果で成長がより分かります。成長に合わせて同じ小物を持たせてシリーズ化していくといいかもしれませんね!
▲写真「J」
笑顔の写真。元気な笑顔はやっぱり明るい太陽光が差し込む窓の近くで撮影しましょう。
▲写真「K」
そろそろ外出する時期、同じ時期の赤ちゃんと、ねんね同士で撮影するとかわいいですよ!
何人も集まったら、頭を円の形に並べてお花のように撮影するとと~ってもかわいいです。
いかがでしたか?
動きがゆるやかな時期は、撮影練習の絶好の機会! このタイミングで撮影しまくって腕を上げておきましょう!
次回は「ハーフバースデーの撮影をしよう!」をお送りします。お楽しみに!
(mama記者・カメラマン 吉川久美子)
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