近場ならチャイルドシートしなくてもいいんじゃない?…と軽く考えている母に、どうしたらあらためてくれるのか悩んだ私(*前編 「わが家のチャイルドシート戦争[前編] じぃじばぁばお願い、チャイルドシートに乗せて!」 をご覧ください)。
Twitterでつぶやいてみたら、たくさんのママさんから「うちのじぃじばぁばも!」という共感の言葉や、アドバイスをいただきました。
そのときのやりとりがとてもリアルな嘆きで、共感するママは多いのでは……と思い、まとめてさせていただきます。
■親はおそらくよかれと思ってやっている
シートに乗るとぐずる子も多いと思います。「孫が泣いている=チャイルドシートは悪」、となるのかも。
■親世代は昔の感覚のままでいるので説得が難しい
昔はなくても乗り切れてしまったことが、間違った自信につながっているのかもしれません。その分、昔は事故で亡くなる子どもも多かったというのに……。
■そもそも未使用は道交法違反で減点
着用は義務だから1点減点。無灯火などと同じなんですよね。
■お義母さんが後部座席で孫を抱っこして仲良ししたがる
気持ちはわかるけど、目的地についてから思う存分抱っこしてほしい! シートに乗せていてもいちゃいちゃすることは可能ですしね。
■きっと抱っこしていれば安全だと本当に信じている
「シートベルトしてしっかり抱いているから大丈夫」というけれど、腕にかかる事故の衝撃は相当なもの。腕は簡単に離れて、子どもは飛んでいってしまいます。抱っこした状態で上からベルトをするのも、急ブレーキなどでベルトがロックしたときにベルトと体の間で子どもが圧迫されたり、前の座席と距離が近くなったりして危険なのだそうです。
■車2台の間で付け替えたりベルトを締めたりするのが面倒なのでは?
これは確かに面倒。ならば、取り付けが簡単なタイプなら乗せてくれるようになる……?
■「少しなら大丈夫」と言う人は、もらい事故の可能性が頭にないのでは
慣れている道で近所であっても、自分が気をつけていても、ぶつかられる可能性があります。
■「この前は、ばぁばが抱っこでいいって言ってたよ!」と子どもが言い出したら困る
しつけの観点でも困りますよね。こう言われたら、子どもにどう説明したらいいんでしょう…。
■予防接種などをがんばっていてもチャイルドシートに乗せなかったら意味がない
おもちゃやお菓子をあげて甘やかすのは後で取り返しがきくけれど、もし命を落としてしまったらどうにもなりません。「風邪ひくから靴下履かせなさい」とか言う前に、命を守るためにもっと大事な対策をお忘れではないですかね!?
やりとりしながら思いましたが、同じようなことで悩んでいるママの多いこと!
ネット上で「ジジババとの仁義なきチャイルドシート戦争」という言葉を見かけましたが、なんと的確な言葉。
でも、同じようなことで悩んだ末に、今ではじぃじばぁばもシートを使ってくれるようになったという方もいらっしゃいました。解決に向けてのアドバイスをいただいたので、一部ご紹介いたします。
■子どもが自分から乗りたがるように言い聞かせてみてはどうか。
■YouTubeなどでも見られる、チャイルドシートなしの状態での衝突実験の映像を見せる。
■実家用のチャイルドシートも購入する。
(その際、店員さんにうまく重要性を説明してもらうと効果的。じぃじ・ばぁばでも取り付けが簡単なものを選ぶとよい)
なるほど、納得!
実家のクルマにもチャイルドシートを常備しておけば、面倒だからという理由は解消できます。
むすめが「チャイルドシート大好き! これじゃなきゃ嫌!」状態になってくれるのが望ましいですが、それには時間がかかりそうなのでひとまず先送りにして……。
さっそくいただいたアドバイスをもとに、両親宛てにメールを送りました。
チャイルドシートの重要性がわかりやすく書かれたコラムを添付し、今度帰省したときに実家のクルマ用のシートを一緒に買いに行かない?と提案したところ……、
「そうしよう」と、OKの返事をくれました!!
今後むすめとクルマでおでかけする機会も増えるだろうし、長い目で見たら実家のクルマにもシートがあった方がいいかもしれない、と両親もちょうど思っていたところだったそうです。
わかってくれてよい結論が出て、すっきりしました!
じぃじ・ばぁばも一緒のおでかけが、モヤモヤ、ヒヤヒヤした気持ちにならず、楽しいひと時になるようにするためにも、お互いが納得した上できちんとチャイルドシートを使用したいものですよね。わが家の事例が、同じように悩んでいるママさんの何かの参考になれば幸いです。
余談ですが……
むすめのお宮参りに行ったとき、後ろ向きベビーシートに乗せて神社に向かったところ途中でむすめがぐずり出しました。しかし周りは渋滞していて停車できそうになく……。
母が「かわいそうだからシートから外しておっぱいあげたら」と言ってきたが私は譲らず、パイを出してシートに覆いかぶさり、走行中にそのまま授乳したのは今となってはいい思い出です(遠い目)。
この記事をきっかけに、同じようにどこかで勃発しているチャイルドシート戦争が平和を迎えて、悲しい事故がなくなりますよう願っています!
(mama記者・あきわんこ)