インフルは陽性、異常行動の原因は!?
小児科でインフルエンザの検査をすると、やはりの陽性。今年大流行しているA型でした。
そして、今朝から起こっている娘の異様な発言や様子を伝えると、医師は「『熱せん妄』だと思います」とのこと。
高熱が出ると、脳の温度が上がり、脳がSOSを出している状態になるのだそう。そのSOSにより様々な化学物質が放出され、複雑な神経状態をひきおこして、幻覚を見たり異常行動につながってしまったりするのだそうです。
熱せん妄自体は命にかかわることはなく、数分〜数時間で落ち着くようであれば大丈夫とのこと。
何より怖いのは、幻覚や幻聴の影響で外に飛び出していってしまうことがある点。
小さな子なら、鍵をしっかり締めておけば家の外に出ることはないのですが、娘はもう、自分で鍵をあけて出ていける年齢。
医師からも「飛び出していかないように、しっかり見ていてあげてね」と念を押されました。
自宅へ戻り、処方してもらったイナビルを吸入すると、娘はまたウトウトと眠りました。
その後も、怖がったり、時々異常な様子を見せていましたが、ただひたすら見守って過ごしました。
今回の熱せん妄で、最も怖かったのが、深夜に突然「ガバッ!」と布団から起き上がったこと。
医師から言われていた「勝手に家から飛び出していく可能性」が頭にずっとあった私は眠れずにいたので、突然動き出そうとした娘の腕を即座に掴むことができました。
お布団に引き戻すと、何事もなかったようにまた入眠。
高熱がある子とは思えない動きだったので、「これが異常行動なのか。もし私が熟睡していて気づかなかったら……」と、今思い返しても恐怖です。
本人はまったく覚えていない
その後、イナビルが効いたのか徐々に熱はさがり、それとともに異常行動はなくなりました。
娘に「何が怖かったの?」と聞いても「???」。
異常な発言や行動について、本人は全く覚えていないそうです。
そういえば以前、インフルエンザではありませんでしたがやはり高熱を出した時にも、夢の延長のような、うわ言のような、なんだか不思議なことを言っていた事がありました。
今思うと、あれも熱せん妄だったのかもしれません。
娘は、高熱で熱せん妄の症状が出やすい子なのかもしれないということがわかったので、今後も、高熱を出したときには家を飛び出してしまうことのないようしっかり見守ってあげようと思います。
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後日談:登校許可書をもらいに行った小児科で、まさかの!!
今回ラッキーだったのは、娘に熱せん妄の症状が出ていたのが土曜日だったこと。主人が在宅している日だったので、下の子(まだまだ手のかかる1歳男児)は主人に任せて、私は娘につきっきりで看病することができました。
これが平日だったら……いや、考えないでおくことにします(笑)
数日後、順調に回復した娘を連れて、登校許可書をもらいに再び小児科へ行きました。
その際、なんとなく喉に違和感のある私を見て、医師は「念のため」とインフルエンザの検査をしてくれました。
はい、インフルエンザA、陽性!!
娘のインフルエンザウイルスは、そばでひたすら見守り続けた私に住み替えしたようでした〜。トホホ!