【連載】ママライブラリー[005]
キンギョさんプロフィール
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小学校はインフルエンザが大流行!
娘は小学校1年生。給食がおいしいらしくて、毎日たくさん食べてきている元気な女の子です。
この冬はインフルエンザが大流行していますが、娘の小学校でも昨年末辺りから、「今日は○○ちゃん」「今度は☓☓くん」と続々とインフルエンザの魔の手に罹ってお休みする子が増えていました。
そんなある金曜日のこと。学校から帰宅すると同時に「眠い」と言って横になった娘。体調がすぐれない時、娘はいつも「眠い」というのです。
嫌な予感しかしない……。
2時間くらい眠って起床すると、やはり発熱。起床時は38度だったのが、みるみる上がって39度後半〜40度に。
この時点でインフルエンザだろうなぁと覚悟はしていましたが、発症後12時間以上経っていないと検査ができないと聞いていたので、今夜はとにかく水分を摂らせて、病院へは翌日行くことにしました。
最初の異常行動
高熱を出し始めたのが金曜の夕方でしたが、最初の異常行動は、土曜の午前中のことでした。
相変わらず40度近い熱で横になっている娘。熱が高すぎるのか、熟睡できていない様子でかわいそうだなぁと思っていると、突然目を覚まして、天井を指差し、
「アレ、ほんもの?」
と言い出したのです。
いったい何のことか聞いてみると、「紙でできてるんじゃないの?」と。どうやら娘には、天井が「別のなにか」に見えているようなのです。
話が終わると、またウトウトと眠り始めます。そして、再び起床したときに、カーテンを指差して言うのです。
「片付けなきゃ」と。
どうしたの?と聞くと、「1円玉がいっぱい散らばってる…」と。そして、またウトウトと眠ります。
熱で夢や妄想でも見ているのかなとも思ったのですが、変なものが見えてパニックになっているわけではなく、とても冷静。朦朧としている感じはあるものの、問いかけにも答えてくれて、なんとなく会話も成立しています。
しかし、次に目が覚めた時からは様子が変わり、「ママ、怖いよそばにいて!」と言い始めます。「ママじゃなきゃイヤ!」と言うのですが、手をつないで欲しがる様子も、ギュッとして欲しがる様子もありません。横になったまま、とにかくただひたすら怖がっていました。なんだか不気味です。
こんな様子が1時間以上も続き、さすがに私も不安になってきました。午後に小児科の診療予約を入れていたのですが、予定を早めて午前中に診てもらうことにしました。