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海外旅行(ハワイ)で食物アレルギーを発症してしまった息子のはなし[後編]

 

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ハワイへ向かう機内での様子(前編)、着陸後から病院へ搬送されるまでの様子(中編)に続き、最後に病院に到着後からの記録をお伝えしたいと思います。

 

***

 

カピオラニ病院に着いてからは、まず研修医が担当してくれました。

スカイプのようなもので日本語通訳とつなげてくれ、今までの経緯をいろいろと質問されました。

ここでお互い質疑応答できるので、救急車で受けた処置についても、改めて教えてもらえました。
英語⇔通訳⇔日本語のやり取りなので、30分くらいかかりました。

 

研修医の次は、また別の医師が来て、私が責任を持って診ますと言ってくれましたが、結局は3~4人の医師がいろいろ診察してくれました。

 

でも、同じことを再び聞かれたりお願いしたりと、二度手間が結構ありました。

 

通訳とのやり取りは、その後もスカイプのようなものでできたと思うのですが、通訳の男性がJTBから派遣されて来てくれたので、その後は必要な時のみ、その方を通じて行いました。

退院までの約4時間、ずっと待合室で待機してくれ、医師からの指示がある時のみ入室してくれました。

 

デルタ航空が必要と言っていた手紙([中編]を参照)のことは、主治医ほか診察してくれた医師3〜4人に伝えてあったのですが、帰ってよいと言われた時にもらったのは処方箋のみ。

その後も誰も持って来てくれなかったので、最後にもう一度お願いすると、ようやく持って来てくれました。

 

▲帰国する際に必要な診断書。今回は、JTBからデルタ航空へFAXしてもらえたので、当日再度見せる必要はありませんでした。

▲帰国する際に必要な診断書。今回は、JTBからデルタ航空へFAXしてもらえたので、当日再度見せる必要はありませんでした。

 

もらった処方箋を病院内の薬局へ持って行き、薬代として支払ったのは400ドル!
入国してから両替しようと思っていたので現金は持っていませんでしたが、クレジットカードが使えました。

処方された薬は、アレルギー対策の飲み薬(毎日朝晩1回ずつ飲むものと、今回の機内で起きたような事態があった時の非常用2種類)とエピペン2本(アナフィラキシーが起きた時に使用する注射)でした。

ちなみに、エピペンが390ドルと高額!

 

▲薬と説明書。1種類は飲みきってしまったので写真にはありません。

▲薬と説明書。1種類は飲みきってしまったので写真にはありません。

 

今回かかった費用のうち、

  • 救急車や病院での治療費など(後日日本へ請求されるもの)
  • 薬代(薬局で支払い)
  • 病院からホテルまでのタクシー代領収書(その場で現金支払い)

これらすべてが、入っていた海外旅行保険でまかなえるとのことで安心しました。

 

病院からのタクシー代については、タクシーの運転手に名刺サイズの領収書をもらい、ドライバー名、ナンバー、電話番号、運賃、チップ、支払い額(運賃+チップ)などを、自分で記入し、日本に帰るまで持っておきます。

書き方がわからない時は、ドライバーが書いてくれるようです。

 

このように、今回支払ったあらゆるレシートを持っておき、日本に帰ってから保険会社に送ります。

 

私は海外旅行が好きで、これまでにも何カ国か行っていますが、幸い毎回なにもなく無事に帰って来ていました。
なので正直、保険に入る意味ってあるんだろうか?とずっと思っていました。

 

でも、今回で本当によくわかりました。

当たり前ですが、何かあった時に入っておけば!!と後悔するよりも、入っておいたけど何もなかった!の方が断然気持ちが楽です。

 

保険に入っていれば、外国の治療でかかった費用をまかなってもらえるばかりでなく、その保険会社が煩雑な事務手続きのすべてをしてくれます

 

実際、私たちが帰国後にしたことは、持っておいたレシートを保険会社に送るだけ。
もしも保険に入ってなかったら、病院から届く英文の請求書を確認して入金しなければならないし、そのすべてが自分たちのお財布から出ていくわけです。

 

保険の費用もそれなりにかかりますが、無事に日本に帰ってくることができた時の安堵感と、帰国後の手続きの簡単さはそれを上回るものだと思いました。

 

話をもとに戻します。

朝9時頃にオアフ島に到着してから約8時間後、病院からタクシーでホテルに着いたわけですが、それからもタイは顔がパンパンに腫れたままでした。

この子の顔はこのままなんだろうかと心配していましたが、3日目のお昼頃、最後まで残っていた目の腫れがようやく引きました。

その後は、観光を楽しむことができ、無事帰国をすることができました。

 

***

以上が、今回、我が家が海外旅行中に経験した息子のアレルギー症状にまつわるおはなしでした。

読んでくださった多くの方にご心配をいただき、ありがとうございました。
おかげさまで、息子はすっかり元気!に毎日を過ごしています。

 

そうそう!
ハワイに関しては完全初心者なので、オススメをする立場にもないのですが、アレルギーのある子でも安心して行けるお店と、子どもが楽しんでいた場所をいくつかご紹介する記事を、近日中にアップしたいと思います♪

 

我が家の経験が、少しでも皆さんの心に残り、今後の事故が1件でも減るお役に立てれば幸いです。

 

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