自治体などが主催している防災訓練もありますが、私たちが住んでいる「マンション」でも防災訓練があり、あらためてその大切さを感じました。
防災訓練は休日の午後に行われたので、パパや子どもたちも一緒に参加できました。
同じマンションのファミリーの方々を中心に、半分ぐらいの世帯が参加されていたようです。
まず、消火器を使っての消火訓練を実際に行いました。
お子さんたちの方がむしろ積極的自ら手をあげ、消火体験を行っていました。
消火に関して、あらためて知ったことは…
- 自分の身長よりも高い火は消火器では消せないので、現場からすぐ逃げて急いで通報すること
- 消化器は火の下をねらって消す(火の上をねらっても消すことはできない)
- 火に向かう直前で消化器のレバーを押す(1回押すと、止まらずで続ける消火器が多いそうです。火に向かったときには出終わっているということもあるとか)
- 新しい消火器のレバーはかたいので、女性は消火器を地面に置いたまま使うとよい
- 消火器で消火できたとしても、他に問題がないか確認してもらうために消防に必ず通報する
- 使った消火器はすぐに交換してもらう
- 誤って消火器の中身が体に掛かってしまったとしても、飲み込んだり、目に入らなければ大きな問題はない
また、心肺蘇生に関するレクチャーもありました。
ここでもあらためて知ったことは…
- 倒れた人の呼吸の有無を確認する際は、その人の顔ではなく胸とお腹の動きをみること(顔を見ているだけでは判断を誤ることがあるそうです)
- 意識を確認するときは片方の肩ではなく、両肩をたたく(半身が麻痺している可能性もあるため)
- 心臓マッサージを行う際は、胸の真ん中を圧迫する(以前は、指2本分下といわれていたが、場所を探すのに時間が掛かるため。今は真ん中でよいということになったとのこと)
- 出血しているときなどでも、心臓マッサージを優先する
- AEDは一人のひとに使用したら、つけっぱなしにして20秒ごとに解析する必要がある。そのため、AEDは複数名に使うことはできない
- 心臓マッサージはプロでも5分するのが限度。周りの人と交替で行う必要がある
- 首がすわっ ていないベビーは、気道確保の際、気を付ける必要がある
- 誤飲の際、自宅の掃除機で吸引するのはNG。救急隊の方々が専門の吸引機を持参するケースはある
- 大人が一人でいるときに誤飲してしまった場合は、ひたすら咳をして異物を出す努力をする必要がある
- 球技を行っている際に、ボールが衝突し、心臓震盪(しんとう)を起こした場合も心肺蘇生を行う
最後に質問タイムがあり、例万一火事になった場合「どんな風に消火活動を行うか?」や、消火栓の位置や、各階に水が送られる仕組みの説明など、マンションならではの情報も聞くことができました。
また、マンションの中で一番近いAEDのある場所の情報も教えてもらいました。
特に聞いておいてよかった情報としては、私が住んでいるマンションの場合は、はしご車が使えない部屋があるということ。
その理由は、電線が目の前にあるからとのこと。
そういった部屋に住んでいる方は、ベランダから隣りの部屋に移動するなどしてはしご車が使える部屋まで行く必要があります。
建物の立地・特性に合わせた説明なども聞けましたし、住人の同士が交流して意識を高められる場なので、参加しておいてよかったなと思いました。
消防車も来てくれたので、見学もできました。
子どもたちにとってもよい体験となりました。