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私は寝付きがわるい子どもだったようで、母がよく子守歌を歌ってくれたのを覚えているのですが、いつからか寝る前に童謡集のレコードを掛けて聴かせてくれるようになりました。
寝かし付けを楽にしようという母の策だったと思うのですが、EP盤という今でいうシングルCDクラスのレコードは、15分くらいしか収録されてません。
片面1枚でだいたい4~5曲、それを私が眠るまで何度も何度も繰り返し掛けるのです。
童謡のレコードは何枚かあり、毎夜そんな調子で聴かされるので、小学校にあがる頃には相当数の童謡をフルで歌えるようになりました。
寝付きが悪かったせいもあって学習効果は高かったんでしょうか(笑)。
それで娘が生まれたとき、私の思い出に残る童謡集(のCD)を探してみたのですが、ぴったりしたものがないんですね。
私が聴かされたのは『カナリア』『月の砂漠』『竹田の子守歌』など静かな曲調のもの。
もちろんそうした曲を収めたCDはあるのですが、聴いてみるとすごく音が多い。
アップテンポな曲も混じってて、寝る前に聴かせるには選曲がどうにもと悩みました。
今ならiPhoneもあるので、選曲集も作れたでしょうが…。
そもそも『カナリア』などの歌って、今聴くとすごく物悲しい。
それと曲に込められた時代的な背景などもあって、教科書にさえ載っていなかったりするものが多いようですね。
しょうがないので、娘にできるだけ歌って聴かせるようにしていました。
でも、それで寝かせられたことはほとんどなく、歌詞を覚えてもくれなかったです(苦笑)。
今はジブリの『さんぽ』とか『君をのせて』を子守歌にするお母さんが多いそうですね。
それでいいですよね。
大切なのは親と子のコミュニケーション。
できれば、すっと寝付いてくれる魔法のような子守歌があればいいんですが…(笑)
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