特に予定のない休日。「子どもと一緒に、何をして過ごそうか……」と、悩んだことはありませんか?
わが家も数カ月に一度、「今日は一体何をして過ごしたら喜んでくれるんだろうか?」と悩むことがあります。
そんな時に開催する、オット考案の家族イベント「鉄道リアルすごろく」をご紹介します。
まずは、最寄駅へ行き「1日乗車券」を購入します。
都営地下鉄と東京メトロと迷いましたが、この日は偶然、都営地下鉄で「春のワンデーパス」という企画があり、大人1日券500円だったので、都営地下鉄の旅に決定!
交通費は、私とオットの大人2人分で1,000円ポッキリ♪
改札を抜けたら、早速「リアルすごろく」のスタート!
…と、その前に、今回わがやの「すごろく盤」となってくれた都営地下鉄には、すべての駅にスタンプ台が設置されています。
手持ちのノートなどにスタンプを押していくのも楽しいのですが、じつは、駅事務室などで無料でスタンプ帳をもらうことができます(配布が完了している駅もあるようです)。
【関連記事】
駅の事務室に駆け込み「スタンプ帳がほしいです!」とむすめが声を上げると、駅員さんが「はい、どうぞ!」とこちらをくださいました。
いただいちゃっていいの!?と思ってしまうほど、表紙も中の紙もすごくしっかりしたスタンプ帳です。
早速、ふりだしの最寄駅で最初のスタンプを押しました。
さぁ、これでいよいよ「リアルすごろく」のスタートです。
まずサイコロを振ります。
ここで使うのは本物のサイコロではなく、スマホアプリを利用。
わが家が使用したアプリは、サイコロの数と面を指定できるもの。今回は、「10面のサイコロを2つ」という設定にしました。
そして、「赤の数だけプラス、青の数だけマイナス」という独自ルールを決め、むすめが勢い良くスマホを振ると…
「赤の9と、青の6」が出て「3進む」という結果になったので、最寄駅から3駅進みます(上ります)。
ときどき、「せっかくずいぶん進んだのに、赤の1と青の10だから、9戻る!?…ってことは、自宅の最寄駅を通過して下っちゃう!」なんてこともありますが、それもまた楽しいアクシデント。
到着した駅では、必ず外に出て「なにか1つ、この駅の特徴を探そう!」と、散策をします。
1つこの駅での思い出を作ったら、またサイコロを振って電車に乗る…というのを、1日まるっと繰り返し続けるのです。
今回は、都営地下鉄のスタンプを押しながらの旅なので、「スタンプのイラストに採用されている物を見に行こう!」ということにしました。
例えば、私は初めて降りることになった馬喰横山駅のスタンプはこのようなデザイン。
右側は、繊維街でのお買い物の様子かな? 右側はどこかのお不動様みたい?
…ということで、このお不動様を目指してみることに!
スマホで検索したり、駅員さんに「このスタンプのデザインのコレって、どこにあるんですか?」なんて聞いてみたりしつつ、辿り着いたのがこちら。
薬研堀不動尊。スタンプのイラストの通りでなんだか感動!!
むすめも、「ハンコといっしょだね!」と喜んでいました。
思いの外急で弾数のある階段がちょっと怖かったのですが、家族みんなで、楽しく安全なすごろくの旅になるようお参りしてきました。
スタンプのシンボルを探す以外にも、思いがけず町内会のお祭りに遭遇したり、ふらりと立ち寄ったカフェで看板犬に出会ったり。期待しないで入ったお蕎麦屋さんがとってもおいしかったり!!
なにか1つ、思い出を見つけたら、すぐに次の地へむかいます(あまり長居し過ぎると移動しないうちに1日顔割ってしまうので)。
複数の路線がある駅に辿り着いた時は、「つぎは、ピンクの電車とグリーンの電車、どっちに乗りたい?」とむすめに聞いて路線を変えながらどんどん進んだり、戻ったり。
目的地もタイムスケジュールもない1日。新発見だらけでとても楽しく過ごせるのですが、夕方になっても子どもは「次はサイコロでどこにいけるかな!」と盛り上がってしまいがちなので、大人は帰る時間を計算しつつそっと家路についてくださいね。
ちなみに、ICカード時代を生きるむすめにとっては、「改札に切符(1日乗車券)を入れて通る」ということ自体が、すでに新鮮なイベントだったようです♪
家族でも、お友達どうしでも、きっと「いつもと違う思い出」ができる「鉄道リアルすごろく」。
予定のない休日に挑戦してみてください♪
*おまけ*
帰宅後、スタンプ帳を見返しながら「この駅では、こんなことしたね!」とむすめと話しながらメモをする時間もまた、楽しかったです。