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軍手でまさかの「幼児の手」〜疑似体験でわかったこと

 

わが子は2歳半を過ぎ、自分でやりたい(!)欲がますます出てきてました。

 

しかし、毎朝、クツを履くのもオタオタ。

服を着るのを見ていてももどかしくて……。

 

忙しい朝は特に、「早く早く! 急いで!」なーんて声をかけてしまいます。

 

そんなとき、保育園のクラス懇談会でこんなことを体験しました。

懇談会の部屋に集まるやいなや、先生が保護者ひとりひとりに軍手を2セットずつ渡します。

 

photo1

 

(芋掘りかな!? 何やるの?)

 

何が始まるかまったくわからなかったのですが、軍手を2つ重ね両手にはめるように言われます。

 

photo2

 

(わー、関節が動かしにくい。)

 

先生「では、今日はこれから折り紙でこのメダルを作ります! みんな、ついてきてね。」

 

photo4

 

掛け声とともに、軍手をはめたまま折り紙でメダル作りが始まりました。

 

先生「早く早く! まだできてないの? 急いで!」

 

photo3

 

(手先が動かしにくくて、思うようにいかなくて全然ついていけない!)

(どうしよう! 先生はもう次の行程にいってる! 焦る!)

 

結局、先生が作り終わったときには私は半分折れた程度。他のお母さん方も同じくらいでした。

 

実はこれが、幼児の「疑似体験」だったのです。

だから先生は、軍手を2重にはめて関節が不自由になった手で折り紙を折らせ、わざと声かけして焦らせたりしたのでした。

 

「お子さんたちはまだ器用に早くできないものです。

急いでいるときは特に、『早く! 急いで!』と急かしてしまいがちですが、子どものペースを見守るのも大事ですよ」

 

先生の言葉が胸に刺さりました。

そうか、私、家では言ってしまっているなぁ……。

 

親が「時間に余裕をもって行動する」のも良い方法とのことなので、まずは朝いつもより少し早く起きることから始めようかなと思ったのでした。

 


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