月曜日から発熱して保育園に行けないむすめとともに、祖父母保育園で「合宿」(という名の帰省…いや、寄生!?)をしています。
体調が悪いので、いつも以上に「ママじゃなくちゃいや!」という時間はあるものの、祖父母と遊んだり、実家の犬のココと遊んだりケンカしたりしている隙を見計らって、私は仕事をさせてもらえるので、非常に助かっています。
▲ケンカもするけど、なかよし。いい相棒。
(ちなみに、この間、オットは自宅で多忙な日常を送っているようです。不便をかけてゴメンよ…むすめに会いたくて毎晩泣いてたりしないかしら…って、むしろ、つかの間の「一人暮らし時間」を存分に満喫していたりして!?)
自宅から電車で1時間ほどの所に実家があり、両親も元気で暇をもてあましていることが多く、こうして甘えることができるということはとても幸運なことだなぁと改めて実感します。
とはいえ、むすめが産まれてからしばらくの間、わたしにとって実家滞在期間はあまり気持ちのよい時間ではありませんでした。
それは、むすめに対する考え方が、両親と異なることが多いから。
たとえば…
- 温度・湿度設定
- お風呂上がりの薬の塗り方
- 着せる服の数
- おしりの拭き方
- 洗濯の方法
- 食器の消毒について
- おやつのチョイス
- おやつのタイミング
- お昼寝させるタイミング
- ワガママを叱るポイント
- お風呂の時間
- テレビを見せる時間 などなど……
上記は、ほんの一例です。
冷静になって思い返してみるとたいしたことではなかったのに…と思うのですが、当時のわたしは、「考え方が違う」と感じるたびに、「そうじゃないの!」「こういうときは、こうして!」とお願いしてきました(たぶん、けっこう強い語調で)。
孫のためを思ってくれている両親の気持ちもわかるので、ほんとうは、細かいことを言いたくは、ないんです。
だけど、やっぱり、言いたい。
そして、結局、我慢できずに、言っちゃう。
両親も、娘である私に「あーでもない」「こーでもない」と言われ続けたために、いざ孫に何かしてあげようと思うと私の顔がちらつくらしく、必ず「これは、どうするの?」「こういうときは、どうしたらいいの?」と聞いてくるようになり、最終的には「もう、わからないから、あなたが自分でやって」と、何もできなくなってしまいました。
あの頃の私たちは、かわいいあかちゃんを囲んでみんなで笑顔で過ごしていたのに、私も両親も、じつはあまり楽しくなかったのではないかと思います。
第一子ということもあって、私自身が、多分に神経質になっていたんだと思います。
むすめが1歳になる頃には、私の神経質っぷりも徐々に改善し、両親に「お任せする」というスタンスができはじめてはいたのですが、それでもまだ、「私はこうしたい」というポリシーは根強く、両親は私の顔色をうかがいつつ、孫と遊んだり世話をするという状況でした。
そんな私の考え方が大きく変わったきっかけは、むすめの保育園の入園でした。
保育園は、むすめの社会です。
そんな自分の場所で、先生方の指導の下、園のルールを守り、お友達といっしょに楽しく過ごしているむすめの姿を見て、「私が決めたことが、すべてではないんだ」ということに、やっとやっと、気づいたのです。
むすめが産まれてから、1年8カ月が経っていました。
今では、実家に戻ったときは、「実家(その家)のルールで過ごす」ということを心がけています。
たとえば。
むすめが「なにかたべたい」と騒いだときには「バーバちゃんに相談しておいで」、「テレビ観たい」とワガママを言ったときには「ジージがいいって言ったらね」など。
「ここはジージとバーバちゃんのおうちだから、ママではなく祖父母に聞く」ということを、むすめだけでなく、両親にも聞こえるように伝えるようにしてみました。
こうするようになってから、両親はとても楽しそうに、そしてなにより自由に、孫との時間を過ごしてくれるようになりました。
▲あと30分くらいで夕食なのにシリアル食べてるけど…両親は「風邪引いてお熱があるときは、食べたいときに食べられるものを食べればいいの!」って言ってるから、ま、いいや!!
また、これまでは、祖父母宅から帰っても、しばらくの間はワガママモードを引きずっていたむすめも、「祖父母の家にいるときだけはワガママを聞いてもらえるんだ」ということを認識したらしく、気持ちを使い分けるようになってきました。
私は私で、むすめの遊び相手や世話、そして家事から一時解放され、ホッとする時間ができます。
なんて、「Win-Win-Win」なんでしょう!
どうして、はじめからこうすることができなかったのか…と後悔の気持ちもありますが、頑固で、ちょっと潔癖な私自身が「親」として成長するために必要だったステップだったんだろう、と思っています。
大人と同じお箸でご飯をもらうのも。
いつもはもらえないようなお菓子をもらうのも。
自宅では触らせてもらえないものを経験するのも。
必要以上に厚着させられてモコモコしているのも。
むすめが楽しそうで幸せそうで、
祖父母も楽しそうで幸せそうで、
それを見ていると、私まで幸せになって。
だからもう、これでオッケー!!
▲なにやら派手なベストを着せられてるし、お食事中なのにスタイは外してるし、ママは買ってくれないキャラもののコップを使わせてもらっているけど、いいのいいの。あなたがゴキゲンでいてくれること、それだけで、周りの大人たちは自然と幸せになれるってことが、わかったから。
むすめ、まもなく2歳半。
子どもとの毎日が、またすこし、楽ちんで楽しくなった今日この頃です。
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