“いつかまた働きたい”、“働き方を見直したい”、“キャリアアップを目指したい”−−−。
現在仕事をしているしていないに関わらず、私たちママの多くが子育てをしながらの働き方に悩んでいると思います。
子育てもきちんとしながら、やるからには仕事で成果を出したい……。そんな意欲的なママが自身のスキルアップを目指して学び・つながり・子どもとともに成長することができるようにと、同じ子育て中のママたちが子連れで学べるビジネススクール設立に向け動き出しました。
主催は、一般社団法人日本ワーキングママ協会代表理事の大洲早生李さんです。
大洲さんは大手電機メーカーに勤務されていましたが、ご自身が単身赴任をしていたこともあって、双子のお子さんを妊娠したことをきっかけに退社されました。
▲「産後の女性が安心して働ける社会を」と代表理事の大洲早生李さん
その後ご自身が運営する、働くママ支援プロジェクトサイト『キラきゃりママ』を通じて寄せられた、「リアルな場で同じ立場のママとつながりたい」という声に応えるために、『東京ワーキングママ大学』プロジェクトが立ち上がりました。
そのキックオフとして開催された「ワーキングママ・フォーラム2013」。連休中の開催にも関わらず、多くの参加者で会場はぎっしり。よりよい働き方を見つけたいという熱気とパワーにあふれています。
基調講演をされたジャーナリスト白河桃子さんは、「子育て世代は企業にとって将来のお客様を育てる大事な存在」だからこそ自信を持って欲しいと訴え、「働く母にインタビューすると、みんな心の中に何か怒りを抱えている」「怒りを超えて、ちょっとの差異を超えてつながっていきましょう」とお話されていました。
▲少子化ジャーナリスト、作家、婚活アドバイザーとして活躍中の白河桃子さん
▲働きつづけることのメリットを数値化しながら説明していきます
またパネルディスカッションでは、NPO法人ファザーリング・ジャパン代表理事の吉田大樹さんは「女性の社会進出と男性の育児参加を」「男性も育児休暇を取得して男性目線から育児の現状を伝えてほしい」と呼びかけていました。
三菱UFJリサーチ&コンサルティングの矢島洋子さんからは「ライフステージによって働き方の希望が変わる。時短勤務では管理職を巻き込んだ働き方をし、キャリアップしたいという意思は周囲に伝えるべき」、ヤフー株式会社人事本部グループ人事室長斎藤由希子さんからは「バリキャリvs非バリキャリなどのパターンや型に自分をあてはめなくてもいい」とのアドバイスが。
まもなく5人目のお子さんを出産予定の産婦人科医吉田穂波さんからは「産婦人科医の仕事を通じて、孤独に悩む母親を救いたい」とのメッセージに、会場は温かい雰囲気に包まれました。
後半はWonderful Kids主宰の狩野みきさんによる体験授業。近くに座っている参加者同士で「自分のネガティブな部分をペアに打ち明けましょう」というペアワークショップも行いました。相手はそれをポジティブに解釈します。
▲ご自身の体験を交えながらの狩野さんのトークに、会場はかなり盛り上がりました
私は「物事が長続きしない」とペアの方に打ち明けると、「新しいことにたくさんチャレンジしていてすごいですね!」と。まさか褒められるとは思っていなかった私。お互いを認め合い、話がつきませんでした。
物事には必ずポジティブな面とネガティブな面があり、だからこそ自分の「ゆずれること・ゆずれないこと」を線引きし軸を持つことが大事ということです。
子育てしながら働くと、常に「後ろめたさ」がつきまといます。他の人のように働けない後ろめたさ、子どもを長時間預けることへの後ろめたさ…。だからこそ自分の軸を持って幸せになる考え方を身につけて、自信を持って仕事をしたいですよね。
キックオフのフォーラムだけで、大きな勇気をもらえる充実した時間! ビジネススクールの開講が待ち遠しいです。「女性のためのトータルリーダーシップ」「使える英語の学び方実践!」など実践的講座のオープンカレッジは今年の秋から始まります。
自分のライフスタイルを大事にして、キャリアも子育ても楽しめる時代が近づいています。私たちママがワクワクできるような新しい働き方を見つけて行きたいですね!
『キラきゃりママ』の詳しい情報は → コチラ
『東京ワーキングママ大学』の詳しい情報は → コチラ
(Cheers! mama編集部・加藤真由)