3〜4カ月検診で「離乳食講座」を設けている市区町村は多いですが、話を聞いたり本を読んで「私にできるかな…」と不安になった方も多いのではないでしょうか。
そう、教科書通りに進めようと思うと、とってもとーーーーーーっても大変なのが、離乳食。頑張れば頑張るほど、理想通りにいかないストレスで、ママも赤ちゃんも離乳食がイヤになっちゃたという声も良く聞きます。
ママの皆さんは離乳食にどんな悩みを持ち、どんなふうに解決しているのか、とても気になりますよね。
そこで今回、mama記者の皆さんに集まっていただいて、生協パルシステムといっしょに「ホンネの離乳食」について座談会を開催しました!
離乳食真っ最中のママや離乳食を卒業した先輩ママたちと、頑張りどころや「ラクゆる」っと力を抜くポイントを話し合ってきました!
■離乳食の悩みや、大変だったことを教えて!
最初の一口で気に入らないと、その後は一切食べてくれません…。なので、どうしても確実に食べてくれる「しらす」や「お味噌汁(豆腐とわかめ)」が多くなっちゃってます。これ、上の子と下の子でまったく同じなんですよ!
高橋沙織(1歳1カ月と3歳11カ月の女の子)
離乳食、ぜんぜん進みません。潰したり濾したりして頑張って作っても、ぜんぶ「ぺー」っとされてしまいます。インスタを見るとかわいくてオシャレな離乳食の写真がアップされているので、私も最初は頑張ってたけれど、食べてくれないからやる気もなくなっちゃって。2回食に行く前にお腹を壊してしまったことも重なって、今まさに挫折しそう……。
みほ(0歳7カ月の女の子)
すっごくよく食べるんです。あげればあげるほど食べちゃう。だから、みなさんとは逆で、どこまであげていいのか、やめ時がわからないんです!
ぽっぽ(1歳1カ月の男の子)
上の子は、好き嫌いはあまりなくなんでも食べる子でした。でも、量を食べることができなかったのが悩みだったなぁ。
akiko K / アコベー(0歳3カ月の女のコと5歳の男の子)
離乳食スタートが7〜8カ月位だったので、身体ができていたのか、わりとすんなり進んだかな。大人のものを欲しがるので、お刺身やお蕎麦など「これ、もう食べていいんだっけ!?」というようなものも割りと早い段階で食べちゃってました。
tibow(5歳の男の子)
長女は、芋系・かぼちゃ・バナナなど離乳食の定番食材を嫌って食べない偏食。これで大丈夫?と、離乳食が終わるまでずっと不安なままでしたが、次女は何でもパクパク食べます。適度に手も抜いているので、今回は離乳食にストレスなし!
三浦良恵(0歳11カ月と5歳の女の子)
今回集まった6人のママたちの経験を伺っただけでも、こんなにバラバラ! そしてやはり、誰ひとりとして、教科書通りには進まなかったようです。
■みんなの「ホンネの離乳食」と「ラクゆる技」を教えて!
- 離乳食講座では「ご飯とおかずは混ぜないで、それぞれの素材の味をしっかり感じさせてあげて」と言われるけれど、実際はそんなの無理! 全て一緒にして、おじやのような状態にしています(高橋沙織、ほか)
- 野菜は炊飯器でお米を炊くのと一緒に蒸しちゃう(tibow)
- 長女のときは頑張って自分で野菜の裏ごしを作ってフリージングしていたけれど、今回は、パルシステムの冷凍うらごし野菜を使用。それだけで負担がかなり違う!(三浦良恵、ほか)
- ブロッコリーやインゲンなど冷凍の野菜を活用。インゲンは筋がとってあったりと負担がかなり減る!(ぽっぽ)
- 魚は、お刺身かパルシステムの骨取り処理済みのものを使用(akiko K / アコベー)
- 冬だったら、お鍋(水炊き)のお野菜がそのまま離乳食に使えるからホントにラク!(tibow、ほか)
■冷凍の「うらごし野菜」、使ってみる?
離乳食初期に時間と手間がかかるのが、何と言ってもお野菜の裏ごし・すりつぶし。
今回、生協パルシステムで人気の冷凍「うらごし野菜」シリーズから、にんじんとコーンを試食させていただきました。
これは、キューブ状になっているうらごし野菜。レンジで解凍できるのでホントに手間いらず。人参は1個約22グラム、コーンは1個約15グラムなので、計量する手間も省けます。
そして何より、農薬や化学肥料に出来る限り頼らずに育てた北海道の産直野菜100%でできているというのが何よりの魅力!
赤ちゃんが口にするものは、できるかぎり良いものを(でも、できる限りラクしたいの…)という母心を満たしてくれるお助け食材です。
座談会に同伴した子どもたちも、一緒に試食しました。
離乳食が大好きで、もりもり食べるタイプの1歳1カ月と11カ月のふたりは…
夢中でパクパク!
そして、お口に入れたものは何でも「ぺ〜」っとしてしまうという、みほさんのお子さん(7カ月)は…
わっ、食べてる〜!! ママのお膝に抱っこされて、モグモグと美味しそう!
冒頭では「離乳食に挫折しそう」と言っていましたが、「これがあると、本当に助かるかも…」と言って、特に真剣に試食されていましたよ!
もちろん、ほかのママたちも試食しました。
- お砂糖などは入っていないのに、コーンの甘みがすごい!
- とうもろこしのうらごしって、本当に大変だからこれは便利すぎる
- 素材の味がしっかり感じられるのがとてもいい
- 1個何グラムってわかるので、使い勝手がいい
- 離乳食のときこれを知ってたらなぁ!
やっとの思いで赤ちゃんを寝かしつけたら、ほっと一息つく間もなくキッチンへ行き、野菜をコトコト茹でたら、裏ごしして、さらに、小分けにしてフリージング……この手間が省けると、時間にも気持ちにも余裕ができますよね!
味以外のコメントとしては、
- せっかく作ったのに…と思うと「何で食べないの!」とイラッとするけれど、これなら「いいよいいよ、次は食べてね」って言えるかも(みほ)
- おかゆさえ作って冷凍しておけば、このうらごし野菜としらすやひじきを混ぜれば、1食できちゃうね(tibow)
- このコーンはとっても甘いから、塩分少なめに作ったおじやに1個入れると美味しそうに食べてくれるよ(三浦良恵)
- うどんやホットケーキに混ぜたら、野菜の味とか食感、見た目が苦手な子でも自然に食べちゃえそうだね(akiko K / アコベー)
- おやつ・間食としても便利。そのまま食べさせたり、赤ちゃんせんべいにディップみたいに付けてみたり(三浦良恵)
- 離乳食だけじゃなくて、人参ドレッシングなんかにもよさそう!(tibow)
- 意外と5歳の長女が今更ハマって夕食の箸休めにうらごしコーン食べてます(三浦良恵)
- 夜泣きが激しくて寝不足な日は、レトルトを使えば少し休憩の時間ができる!
- 野菜のうらごしは冷凍食材におまかせするけど、その分、たっぷり抱っこしてあげられる!
こんな風に、自分の「ラクゆる」ポイントを見つけられたら、きっと離乳食がもっと楽しくなるはずです。
離乳食に冷凍食材やレトルトを使うことに、すこし後ろめたさを感じる方も少なくないと思いますが、今回試食した「国産うらごし野菜」のような安心安全な国産の産直野菜のものなら、冷食を活用するときにどうしても心をよぎる「罪悪感」も軽くなりますよ!
これらの商品は、パルシステムの公式スマホアプリ「タベソダ」で購入できます。
アプリなら、寝かしつけしながらアプリでお買い物できちゃううえ、赤ちゃんの月齢で食材を探すことができたり、アレルギー食材を登録しておくと購入時に注意を促してくれたりと、ママの生活にとっても合っている便利なアプリなんですよ!
■みんな、ちゃんと「だし」ってとってる…?
離乳食講座や教本には、「だし」のとり方が解説されますが……実際のところ、みなさん「だし」をちゃんと取ってるのでしょうか。
今回の座談会に出席されていた方は、パックタイプのものと顆粒タイプのものを使用されていました。
そう!
ていねいに煮出したお出汁でおいしい離乳食を、という理想はあっても、長時間台所に立って昆布や煮干しや鰹で出汁を取っている余裕なんてどこにあるの!?…というのがリアルな育児現場ですよね。
と、ここでパルシステムさんから「だしの飲み比べをしてみませんか!」と、3色のシールが貼られた3つのコップが配られました。
さっそくみんなで、1つずつ順にじっくり味と香りを確認しつつ、味わってみました。
「私は青が好き」「赤はちょっと味が強い?」「私は緑がいいかな〜」…そんな感想を述べつつ、どんなだしを使ったものかを教えていただきました。
今回の飲み比べは、
(1)ティーバッグ入りで水から煮出して使う、無塩・化学調味料不使用の「だしパック」(パルシステム)
(2)化学調味料不使用の顆粒タイプの「和風だしの素かつお風味」(パルシステム)
(3)一般的な顆粒タイプの和風だし(市販品)
という3種類でした。大きな違いは、市販品のみアミノ酸が入っていて口当たり良く仕上がっているということ。パルシステムのだしは、アミノ酸を使っていないんだそうです。
ちなみに、今回の座談会メンバーの皆さんの中では、(1)の無塩・化学調味料不使用の「だしパック」のお出汁が一番人気でしたよ!
赤ちゃんや子どもたちには、できるだけ減塩で調味料を使っていないものにしたい(でも、ラクはしたいの!)というママにぴったりの、こういう便利なお出汁も上手に使って「ラクゆる」していきたいですね。
■おまけの離乳食トーク
最後に、「リアル離乳食」「ラクゆる離乳食」について、ママ同士で情報交換したりエールを送りあったポイントをまとめてご紹介します。
▲ママたちはトークに夢中、小腹を空かせたちびっこたちはパルシステムの「エコ・バナナ」に夢中!
- 納豆の使い方……初期の潰す時代は大粒タイプ、食感が欲しくなったら挽き割りがよい
- しらすの塩抜きって必要?……しなかった(4人)塩分だけじゃなくてうま味も逃げそうだから/していた(1人)冷凍しらすにお湯をかけると柔らかくなってすりつぶしやすくなって使いやすい
- 手づかみ食べで部屋も身体も服も汚れちゃう……机の下にペットシーツを敷いて、汚れたら捨てちゃえ!/汚れるタイプの食事はお風呂の前にすればOK!
- どうしても食べないときは?…… 明日かもしれないし、明後日かもしれないけれど、食べたくなる日はきっと来るはずだから、今日はもうおしまいにしちゃってリセット!/食べてくれないのに作り続けるのってしんどいよね/これだけは必ず食べるという鉄板メニューが見つかると楽になる!
- べ〜っと出すのをやめさせたい……ベチャベチャ系が苦手で出しちゃうこともあるので、少し食感を出してあげてみては? 少し固めのおかゆにしてみたり、野菜の切り方を大きくして挑戦してみては?
- 食事の時間にお昼寝していたら起こすべき?……スッキリ目覚めて食べたほうが美味しいはず! コーヒーでも飲みながら、起きるのをのんびり待とう!
- ブレンダーって買うべき?……初期・中期くらいの食事量だと、ブレンダー使うほどでもないんだよね/うちは毎日のように使ってます!/初期中期のすりつぶしでは結局あまり使わず、少し大きくなってからのスムージーで使ってます
いかがでしたか?
赤ちゃんの数だけ悩みがある離乳食。生後半年位から始まり1歳半頃には幼児食になることを考えると、その期間は約1年。
なかでも、調理にとくに手間がかかるのが最初の3〜4カ月の離乳食初期・中期。赤ちゃんもママもまだ「食べる」ことに慣れていないので、小さなこともストレスになってしまいがち。
便利なグッズや安心安全なお助け食材を使って、ラクゆる離乳食を楽しみましょうね!
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