ギャン泣きしてしまった子どもに「シーッ、泣かないの、静かに」と語りかけたり、抱っこで必至にユラユラしたりしていると、通りすがりの方に「赤ちゃんは、泣くのが仕事! 気にしない、気にしない!」と声をかけていただくことがあります。
ありがたいお言葉なのですが、そうは言っても……というシーン、多いですよね。
電車やバスに乗っている時やレストランでは迷惑になっているのではと周りの目が気になるし、車で移動中のチャイルドシートの上でギャン泣きされても抱き上げてあげることはできないし。
わが家の次女は。現在9カ月。
「え? いまここで泣いちゃう!?」というタイミングでぐずり泣きすることもしばしば。
でも、まだ「話してわかる」月齢ではありません。
少しずつ声が大きくなり、自己主張するようになってきた6カ月頃から、泣きやまなくて困り果てた時の秘密兵器が、お菓子メーカーのLOTTEのサイトで公開されている「不思議な泣き止み動画」です。
▲公式サイトより
これは、ふかふか食感の「cafca(カフカ)」というお菓子のキャラクターが登場し、歌って踊るアニメーション動画。監修は日本音響研究所です。
この動画では、赤ちゃんが「ん? これ、なんだろう?」と興味を引かれる「定位反射」が連続して繰り返されているのだそう。
この「定位反射」により、赤ちゃん自身が「あれ? なんで泣いていたんだっけ?」と、泣いていた理由を忘れてしまい、その結果、泣き止むのだそうです。
ほかにも、
- 様々な効果音を使ったり、BGMの音色をパートごとに変えることで、赤ちゃんが飽きないような構成になっている
- 赤ちゃんが聴きやすい高めの周波数にチューニングされているので、泣いている赤ちゃんでもよく聞こえる
- 歌い方の音程を変えたり、転調することで赤ちゃんの気分が変り、定位反射を促す
など、理論に基づいて作られている正真正銘の「泣き止み動画」なのです。
いくら泣き止むからといって、いつでも見せていたらイザという時に効果が出ないかな?と自己判断し、わが家では「車のチャイルドシートで泣いてしまったとき専用動画」としています。
効果は、文字通り「絶大」。
オモチャも、赤ちゃんせんべいも、お水も、ぜーんぶイヤ!
はやくチャイルドシートから降ろして!!
…と泣き叫んでいるときでも、この動画を再生すると、最初の効果音を1秒聞いただけで、「ピタッ!!!」と泣き止みます。
1本2分ほどのこの動画を、3〜5回(5〜10分)繰り返して再生すると、平静を取り戻し、動画を消してもおとなしくしていてくれます。
なんで泣いていたか、すっかり忘れてしまったってことなんですね。
次女は5カ月のころから、9カ月になった現在も効果絶大です。
ついでに、この動画を流すと4歳(もうすぐ5歳)になる長女も夢中で見ています。
姉妹が一気におとなしくなる神動画…!
こうなると、1歳半〜3歳前くらいのイヤイヤ期真っ盛りの子どもにも効果があるのか、確認してみたいところです。
みなさんも、「ここでギャン泣きは困る!」というシーンで赤ちゃんが泣きやまない時に、この動画を試してみてください。
あ、でも、ぐずり泣きの赤ちゃんには効果は絶大ですが、お腹がいたい・オムツが濡れているなど、生理的な理由で泣いている場合にはほとんど効果がないそうなので、様子を見てあげてくださいね。
ところで…。
この動画にかなりお世話になっているのに、私、肝心な「cafca(カフカ)」というお菓子に出会ったことがありません。どこかで見つけたら、食べてみたいと思います!
【関連サイト】
ぬいぐるみ ふしぎトーン カフカくん (CAFCA)
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