チアママで紹介されていた「親子で学ぼう!防災体験学習会」と「世界公園凧揚げ交流会」という2つの親子向けプログラムに、ママ友親子と一緒に参加してきました。
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会場の東京臨海広域防災公園は、江東区有明にある基幹的広域防災拠点で、園内にある防災体験学習施設「そなエリア東京」では無料で防災体験学習ができます。
凧揚げ交流会は、東日本大震災を契機に始まった子ども向けのイベントで、地震で大きな被害を受けた日本から、「世界平和・防災・健康・命・夢」といった被災から防災へのメッセージを世界に向けて発信するのをコンセプトにしているそうです。
私は凧に「家族みんな健康」という祈りを込めたメッセージを書きました。
また、3歳になる息子は、連日報道されている地震のニュースを目にしていたのか地震の怖さをなんとなくわかっているみたいで、くまもんが描かれている凧を選び、被災地の皆様の一日でも速い復興を願いながら一生懸命作っていました。
当日は、雲ひとつない快晴で風もいい具合に吹いていたので、凧も気持ちよく高く上がってくれ、初心者の私でも上手に揚がりました。
東京ドーム約2.8個分という、都内ではなかなかない広大なスペースの中で、多くの人が世界平和や被災地への想いといったそれぞれの思いを自作した凧に込め、楽しんでいました。
子ども向けのプログラムではありましたが、大人も夢中になってしまうくらい十分に楽しめ、凧揚げがこれほど楽しいものだとは思いませんでした。
一時間ほど凧揚げを楽しんだ後は、防災体験学習施設「そなエリア東京」1階にある防災体験ゾーンへ。
約60分の「東京直下72時間ツアー」に参加しました。
もし災害に遭った場合、国や自治体などの支援体制が十分に整うまでの目安の時間が3日間(72時間)だそうです。それまで私たちは自力で生き残らなければなりません。
ここでは、マグニチュード7.3、最大震度7の首都直下型地震の発生から避難までを体験します。
「エレベーター乗車中に大規模地震に見舞われた」というストーリーの元、誘導灯を頼りに薄暗くて狭い通路を抜け、被災した市街地エリアへ移動します。
音響・照明・映像により余震が繰り返されるジオラマ(被災市街地)の中を、タブレット端末を使って防災クイズに答え、注意事項を確認しながら、安全な避難場所へ移動し、生き抜く知恵を学んでいきます。
被災市街地が、とてもリアルに再現されているのに驚かされました。
ほかにもシネマステーションでは首都直下地震の再現CG映像が上映され、また避難所の再現や身近なものを避難グッズにする方法などがある展示スペースがあり、とても勉強になりました。
体験施設内ではサイレンや地震速報などが鳴り響いているので、(自分の子もそうでしたが)怖がったり泣いてる子がいました。
しかし実際に本当に大地震が起きた時は、その何倍も恐ろしいことが待っているかもしれません。
また、家族全員が一緒にいるとは限らないので、大人だけではなく、子どもたちにも防災意識を高めさせることが大切です。
一緒に参加したママ友からも、感想をいただきました。
「子どもと凧上げをしたことがないし、やってみたいな~と軽い気持ちでしたが、参加してみて凧が日本の文化なのだなぁと再認識しました」
「3歳の息子が凧に描いた絵はお世辞にも上手なものではありませんでしたが、空に浮かぶ凧を見ながら、親子共に楽しい時間を過ごせて、とても楽しかったです」
「東京直下72hツアーでは、タブレットでクイズ形式に楽しめるところと、施設のリアルさ、楽しさと怖さの両方を感じながら、体験が出来、とても勉強になりました」
「子どもには少し怖い部分もあったようでしたが、特に避難場所のコーナーでの、避難時の水やトイレなどが、実際に展示されている所がとても良かったと思います」
「親子ともに遊びながら、学べた今回の体験は、とても勉強になりました」
私が実際に「72時間ツアー」に参加してみて感じたことは、「いつか行ってみよう」ではなく「行かなければならない」と思える施設だったということ。
また、体験と学習を通じて「災害をイメージする力」と「災害への対応力」を身につけることができました。
この施設に行くことにより、事前に家族で避難場所などの確認や話し合いの機会を作ってくれる場所だなと感じました。
「72時間ツアー」はいつでも無料で参加できます。ベビーカーも走行できるので、荷物の多い小さなお子さん連れでも大丈夫(「そなエリア」には授乳室もありました)。
ぜひ機会を作って、ご家族で参加してほしいと思います。
【関連サイト】
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