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娘4歳の今、「イヤイヤ期」を振り返る[前編]意思の疎通ができるようでできない2歳児との毎日

 

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娘は今、4歳半。

幼稚園の年少さんを終え、すっかり集団生活にも慣れて、親から見ると一気にお姉さんになりました。

もちろんまだまだ幼く、言うことを聞かず、叱ることも多いですが、「ちょっと待っていて」と言えば待っていることもできるし、理由を説明すればそれなりに納得してくれます。

まだ一人っ子だからということもありますが、育児は格段に楽になったと感じています。

 

そんな私ですが、今振り返ると、「2歳の頃は本当に大変だったし、精神的にも結構追い詰められていたな……」と思います。

いわゆる「イヤイヤ期」と言われる2歳の子ども。

今、そんな時期に直面して、大変だと感じているお母さんは多いと思います。

 

そこで、私にとって、娘のイヤイヤ期とはなんだったのか、という体験について、振り返ってお話しをさせていただこうと思います。

 

■「イヤイヤ期」ってなんだろう…?

今考えると、「イヤイヤ期」という言葉自体がなんだかしっくりこないなあと感じています。

確かに、思い通りにいかないと、お店の中で寝っ転がって泣いて抵抗したりして「おおっ、本当に子どもってこういうのやるんだなぁ」なんて思ったものですが、いやだ! と抵抗するなんて、2歳になって突然はじまることではありません。

今までだって抱っこひもに入りたくなくて反り返って抵抗したり、泣いて暴れて抵抗する子どもを、抱きかかえてなだめるなんてことはいくらでもあったのです。

 

それが2歳台になって格段に大変になったと感じた理由、それは「言葉でのコミュニケーションが取れないのに、できることは赤ちゃんのときよりずっと増えているので、気を抜くことができない」からではないでしょうか。

 

■2歳児の大変さ

たとえばハイハイの赤ちゃんはそもそも家にいるのがメインなので、そんなに危険な場面に直面することはありません(誤飲やソファからの落下などの危険は常にあるのですが)。

 

でも2歳になると外で遊びたがるので、たとえば道路に突然飛び出してしまうことだってあります。

 

児童館などでは、少し年上のお兄ちゃんお姉ちゃんが遊んでいるところに割って入り、怒らせてしまったしまったりします。

小さな子どもはストレートに「ジャマをしてくるあの子(娘)は嫌い!」と言ってきたりして、結構ショックを受けました。

同じくらいの年の子ども同士で遊ばせても、すぐ物の取り合いになって、その仲裁に入るのが常でした。

 

「そういうことは危ないからやらないようにしようね」

…このひと言が通じたら、どれだけ楽だったか!

 

そう、この時期の大変さというのは、私の場合、まさにこれに尽きていたと思います。

 

こちらの注意を聞かずにふらふらと危険に向かっていく子どもをひたすら止めたり、仲裁に入ったりしなくてはいけない。

でも、危ないことを言葉で言っても、理解してくれない。

自転車通りの多い道にフラリと歩いて行ってしまい、自転車に轢かれてしまいそうになったこともあります。

 

もう、はっきりいってこのいつも気が抜けない状態に、毎日「うんざり」でした。

ついでに我が家は言葉の発達も遅かったので、いつまでたっても言葉が通じるようにならないし……。

 

「いつになったら、『危ないこと』をわかってくれるんだろう」

「そもそも、喋れるようになるのかな」

 

いつもそんな気持ちで常に疲れて余裕がなく、通じもしない言葉を怒りに任せて娘にぶつけては、自己嫌悪の日々でした。

 

よちよちしていて、まるまるとしていて、無垢で愛らしく、とってもかわいい時期なのですが、余裕のなさから「かわいい」なんて感じることはできませんでした。

かわいいな~なんて思えるのは、寝たときくらいです。

寝顔に「今日も怒りまくってほんとにごめんね」なんて泣きながら謝ったこともあります。

 

もちろんそんなかわいらしい時期の子どもを、かわいいと感じられない自分も「母親に向いてない」と自己嫌悪。

「きっと『いいお母さん』はこんな時期の子どもでも、丁寧に、何が悪かったのかを子供目線で諭してあげて、かわいい、かわいいと感じられるんだろうな……」という考えが頭をぐるぐるするので、また一層余裕がなくなっていくのです。

 

後編に続きます。

 

 


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