先月、京都競馬場横で開催された木下大サーカスに行ってきましたので、その様子をレポートします。
公演期間は7月18日(土)~9月23日(祝・水)まででした。私たち家族は、最終日の第2回公演を見にいきました(公演は1日3回だったようです)。
子どもたち(小1の長男と年中の次男)にとってサーカスをみるのは生まれて初めて。
そこで、事前に「サーカスってなぁに?」というところから話をしました。
最初は、“ぽかーん”としていた子どもたちでしたが、だんだんと目がキラキラと輝きだすのを感じました。
「サーカスはドキドキやワクワクだけじゃなく、笑いもあるんだよ」
この言葉は、私が子どもの頃にサーカスへ行く前日、父が教えてくれたこと。
わりと無口な父の言葉だから、記憶に残っているのかな、とも思います。
私も子どもにこの言葉を伝えました。
ドキドキやワクワクは、サーカスの映像や話の中で理解をしたようですが、笑いの部分についてはまだ頭にハテナが飛んでいるようでした。
でも、その疑問も当日、サーカスの公演がスタートするとすぐに解決したようです。
まず、ステージに登場したのは、ぽっちゃりで優しそうな男性ピエロとスリムでハキハキした印象の女性ピエロ。
2人は言葉を発することなく、動きで見事に表現していました。ふわふわの大きいボールを、観客席の中央にあるリングから投げてラリーをしていきます。
観客席から戻ってきたボールを手だけではなく、おしりで受けると会場には笑いが巻き起こりました。
会場のテンションがマックスになったところで次の演目へ。
大きなぞうさんが出てきて、鼻で器用にものを掴んだり、バイバイして見せたり、二足歩行を披露してくれました。
それはよちよちあんよの赤ちゃんのようで、なんとも可愛らしかったです。
そのあとには百獣の王ライオンが登場。
火の輪くぐりをしたり、大きな車輪の中で縄跳びをしたり、ジャンプをする芸など、どれもとても楽しく私たちは夢中になって見ていました。
合間に登場する、男女のピエロのまるで夫婦漫才のようなかけあいには観客席から「かわいー!」の声がたくさん。
最後の演目はみんな大好きな空中ブランコ。
ここでもピエロが出演したのですが、先に紹介したピエロとは違い、ほっそりしててどこか頼りなさそうな男性ピエロ。
わざと間違えたり、おしりをフリフリしたりと小さな技に披露したあとに見事な空中芸を見せてくれました。
空中でブランコをするだけでもすごい!と思いますが、手を離して向かいの人と手をつないで2人ブランコをしていて、子どもたちも目が離せない様子。
怖いけど、ドキドキするけど、何だか目が離せない、そんなように見えました。
実際、空中ブランコが終わったあと、肩の力が「ふーっ」と抜けたのを覚えています。
あの日から、子どもたちはお絵かきしてもサーカス一色。お友だちにも話をしたようで、みんなでサーカスごっこをしたのだとか。
子どもたちにとって良い思い出になったようでよかったぁと思いました。
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