自分自身が小さかった頃、どんなオヤツを食べていたかな? と思い返してみると、スナック菓子を食べた記憶が殆どありません。
母が焼いてくれたお好み焼きや、祖母が揚げてくれたかき餅、おとなりのお寺さんから頂いたおはぎなどが浮かびます。
当時、「ポテチが食べたいのに」と思っていた記憶がありますが、今になって思えば、手作りの身体にやさしい何より贅沢なオヤツを出してもらっていたんだなぁ、と感謝の気持ちでいっぱいです。
市販のお菓子を毛嫌いしていた祖母が、唯一、すすんで買ってくれていたのが「ポン菓子」でした。
駄菓子屋さんに必ずあった「にんじん」と言えば、懐かしい気持ちが蘇りませんか? 「ポン菓子は身体に良いお菓子」として祖母の合格印をもらっていたようなのです。
ポン菓子の存在じたい、すっかり遠い昔の記憶になっていたある日、コーヒー&輸入食品のお店「KALDI(カルディ)」でこんなものを見つけました。
その名も、
「むぎぽん」。
私の知っている懐かしのポン菓子「にんじん」はお米からできていたと思うのですが、この「むぎぽん」はその名の通り、麦からできているポン菓子でした。
原材料名は、「大麦、砂糖、塩」。以上。
これは、祖母の合格印も貰えそう!…と、すぐに購入。
帰宅して早速味見をしてみると、香ばしい麦の香とほんのりの甘さが後引き!
何かに似てるな〜と思ったら、そう、麦チョコ! 「麦チョコのチョコなし」といったところです。
さて、この「むぎぽん」の良い所は、原材料の部分でだけではありませんでした。
たとえば、電車の中でぐずった時。
車内でもの食べるのはお行儀が悪いというのは承知しているのですが、1〜2歳の、まだ「言ってもわからない」時期には、子どもがギャーギャー騒ぐよりはマシかなとオヤツを渡しておとなしくしていてもらうことが多々ありました。
そんな時に、ぴったりだったのが、この「むぎぽん」でした。
- おせんべいのように、バリバリ、ボリボリといった音がしない
- クッキーのように、ポロポロとこぼれない
…という2つの理由から、周囲の方にご迷惑をお掛けすることがとても少なくてすみます。
また、1粒ずつ摘んでくちに運ぶので、少ない量でも長い時間を楽しんでくれるのも、電車移動に向いていたポイントです。
むすめが2歳半くらいになるまで、お出かけ時には必ず、手のひらサイズの小さなタッパーウェア2〜3個にむぎぽんを入れてカバンにイン!
これが、私にとって、往復の電車内のグズグズ対策の「お守り」的な存在でした。
3歳を越えた今は、おしゃべりをしたり、小さな絵本を読んだりすることで時間を使えるようになったので、以前のようにお菓子でごまかすことはほとんどなくなりました。
それでも、長時間の移動のときやドライブに行くときは、今もなお「ミニタッパー&むぎぽん」がママのお守りです!
ぽんがし 昔なつかしいポン菓子です。麦、砂糖、水あめしか使わないシンプルなお菓子ですむぎぽ… |