(執筆:匿名)
前編はこちらから
「息子が自閉傾向があると診断された」ということを、信頼できるごくわずかの友人に思い切って打ち明けてみると「一人で悶々としていないで、公共機関に相談してみては?」とアドバイスをもらいました。
藁にもすがる思いで電話をしたのが、「東京発達障害支援センター」でした。
1時間近く話し込んだでしょうか。
小児科で診断を受けた事、息子の言動で気になる事。
全てを話し終え、担当の方からは
2歳前後は発達に大きく差が出るので、今の話だけでは、自閉傾向があるとは言い切れない。
ただ、気になる点もあるので、保育園の先生に相談してみてください。
先生が一番、日中のお子さんの様子を冷静に観察していると思うから。
保育園の先生も『気になる点がある』と仰ったら、また電話してきてくださいね。
療育に通うことも含めて、色々相談しましょう。
と言われました。
さらに、発達外来のある近隣の小児科も幾つか紹介してくれました。
翌日、さっそく保育園の先生に相談をしました。
いつお迎えに行っても、お友達と関わらずに一人で遊んでいることが気になる事。
小児科に行ったら、自閉傾向がある、と言われた事。
担任の先生の反応は予想に反し
この時期の子供は、みんな一人遊びをするもの。
一人遊びを経て、他者と遊べるようになるんです。
普段の生活を見ていても、発達に問題があると感じることはありません。
というものでした。
しかし、病院で診断を受けたということもあり、職員会議にかけて他の先生の意見も聞いてくださったり、自閉症と決まった場合には対応の仕方などを考えると言ってくださったり、とても真摯に対応してくれました。
両者とも専門医ではないので、「その判断は違うのでは」という言葉にも安心することはできませんでした。
それでも、家族以外にも力になってくれる存在がいる、と分かったことは、とても大きな励みになりました。
「その4:心理療法士の先生による診断、そして、結論」に続きます。
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