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「自閉傾向」と言われて… その4:心理療法士の先生による診断、そして、結論

(執筆:匿名)

 

前編はこちらから

 

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「自閉傾向がある」と小児科で診断されてから、2カ月以上が経過していました。

紹介状を書いてもらった大学病院の予約はまだ取れません。

 

そんな時、比較的近所の総合病院に「発達心理科」があり、専門の心理療法士の先生がいることを知りました。

 

あれは忘れもしない金曜日の会社帰り。

病院の総合案内から繋いでもらって、発達心理科の先生と電話で話すことができました。

 

小児科で「自閉傾向がある」と診断された事。

大学病院への紹介状を書いてもらったけれど、なかなか予約が取れずに焦っている事。

保育園の先生に相談したらそんな様子は見られないと言われたが、心配は拭いきれない事。

 

一気にまくし立てるように話すと

あなたのお子さんが通っている保育園の先生は、子供たちをよく見ている。
だから、先生に大丈夫と言われたならそんなに心配はないと思う。
それでも、お母さんは不安でいっぱいよね。
今日はもう診察が終わっちゃったから、週明けの月曜日にいらっしゃい。

と優しい言葉をかけてもらい、涙がこぼれそうになりました。

 

そして、月曜日。

 

2人の心理療法士の先生と小児科医の計3人の先生が診てくださり、

 

「現時点では、自閉傾向はない」

 

と判断されました。

 

診断結果にはもちろん安心し、喜びました。

 

でも、診断結果がはっきりした、という安堵の方が大きかった気がします。

 

また、今回のことで、家族にとっての優先順位が明確になり、方向性を確認できたことは大きな財産でした。

 

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この先も、様々な困難や試練が待ち受けていることでしょう。

それでも、きっと何事も乗り越えられる、と自信を持って言えるくらい、家族の絆が強まったこの2カ月半の出来事でした。
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