むすめが生後5カ月位になった頃から、いずれの保育園入園に備え、できるだけ「母子だけでべったり!」にならないようにと、出来る限り刺激のある経験をさせるよう心がけてきました。
▲まだまだ、赤ちゃんだった頃。この頃の経験は、彼女の糧になっているのかなぁ?
大人とも子どもともたくさん触れ合わせたり、動物とのふれあいを経験させたり、祖父母に預けたり、一時保育を利用したり……1歳になる前の刺激も、きっとその後に繋がると信じて、あちこちに連れ歩いて、できる限りたくさんのものを見せるようにしてきました。
そして、昨年の4月。
1歳8カ月になったむすめは、保育園に入園しました。
▲初登園。このあと、ママと離れるなんて思いもせず「今日はどこへ行くんだろう?」とワクワクしている姿が泣けます。
もちろん、初日から大号泣。それでも、
最初のうちはそりゃ泣くだろうけれど、柔軟な子どものことだからすぐに慣れてくれるはず!
ママとふたりきりで過ごす以外にも、楽しい時間と場所があるって知ってくれるはず!
…と、思っていたのですが、この考えを後悔したのは、入園から2週間たった頃でした。
ある夜、授乳後に、何の前触れもなく、突然の嘔吐。
新生活の疲れが溜まっていたのかな?…と、そのまま安静にして様子を見ていたのですが、その後も、朝まで嘔吐を繰り返しました。
入園から2週間で、「保育園の洗礼」とも言われる風邪を早速もらってきたかなぁ。
覚悟はしていたけれど、予想よりずっと早かったなぁ。
…そんなことを考えながら、よく朝、症状が全く回復しないので、かかりつけの小児科へ。
診察すると、ノドもミミもキレイで風邪の兆候なし。
夕食や、そのとき飲んでいた咳の薬など、何かのきっかけで気持ち悪くなってしまって吐いてしまったのでは?との見解でした。
そして、
風邪ではなさそうだから、今日いちにち休んで、熱があがらなければもう大丈夫。
熱が7度5分以下で、眠れている・食べられているという状態なら、多少何らかの症状あっても保育園に行かせるくらいの気持ちじゃないと、月の半分以上は休むことになっちゃうよ
とのアドバイス。
たしかに、「子どもが保育園を休む=母か父の仕事が止まる=迷惑をかける人が増える」という方程式は目に見えています。
少しくらい体調が悪くても、頑張って登園して、徐々に身体を強くしていくしかないのですね。
理解はしていたつもりですが、体調が万全ではないむすめを目の前にその決断をしなくてはならないという現実に、心が痛みました。
さて、むすめの症状は、その後落ち着いたかと思いきや……悪化していきました。
吐き気どめの効果でいったんは少し母乳を飲めるくらいになったのですが、数時間後にはスプーン1杯の水分もすぐに戻してしまうようになり、黄色い胃液を繰り返し吐きます。
もう吐くものがなくて何も出ない、という状況になっても、まだオエオエしています。
さらには、軽めの下痢も始まってしまいました。
あまりにも水分が取れていないので、夕方、病院に連絡すると再診にきてくださいとのこと。
おしりから吐き気止めの薬を入れてもらい、2時間点滴をして、この日は帰宅しました。
帰宅後は、10分おきにスプーン1〜2杯ずつの補水をしつつ、様子見。
だんだんと嘔吐の間隔があき、やっと24時間、吐かずに過ごせた! 回復傾向かな! と喜んだところで、また、嘔吐のループがスタート。
あぁ…。
翌朝、小児科に電話で相談すると、もう一度受診するようにとのこと。
そこで、尿検査をすると
「ケトン陽性だったよ、自家中毒だね……」
と、先生。
けとん? じかちゅうどく?
わたしが、初めて耳にした単語でした。
中編『[中編]緊張やストレスがきっかけの嘔吐症、やっと回復へ』に続きます。
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