子どもって、本当に思わぬ行動をします。娘が2歳の時、トイレなどに置く、透明の粒々の消臭剤を口に入れてしまったことがありました。
予期せぬ出来事に、パニックになりました……。
万が一の際の参考になればと思い、まとめてみました。
それは、トイレトレーニングをしているタイミングで、「トイレは楽しいところだよ!」「いっしょにトイレに行こうね!」と気分を盛り上げている時期におきた出来事でした。
トイレのかべに、好きなキャラクターのカレンダーを貼ったり、トイレ関連の小さな絵本を置いたりしていました。
その成果か、娘はスムーズにトイレに行けるようになっていました。
そこまでは良かったのですが、だんだんとトイレで遊ぶようになってしまいました……。
ある日、いつもはリビングで遊んでいる娘の姿が見えません。探してみると、トイレに置いたおまるに座って絵本を読んでいました。
「ちっち出たら教えてね~」とトイレのドアを開けたままで、私はキッチンで家事をしていました。
娘の好きな番組が始まるので、呼んでみても返事がありません。
トイレに行ってみると、便座の裏の方に手を伸ばして、なにやらゴソゴソしています。
「どうしたの!? そこはキレイなところじゃないよ」と呼びかけると……。
振り返った娘は、便座の裏に隠しておいていた、ビーズの消臭剤をボロボロとこぼして、困った顔をしていました。
「どうしたの!? それはさわっちゃだめよー!」と私が怒ると、娘は大声で泣き叫びました。
よく見ると、娘の口元にビーズのかけらが付いています。
「もしかして食べちゃったの!?」びっくりして、洗面台に連れて行き、口の中を洗いました。
「食べちゃったの!? 飲んじゃったの!?」といくら聞いても、娘は泣くばかり。
私も気が動転していて、何をしたらいいかわからず……。
とにかく、どう対処したらいいか聞いてみよう! と思い、母子手帳の後ろの方に書いてあった「誤飲110番」の番号に電話してみました。
しかし、母子手帳に書いてある「誤飲110番」の番号が古かったのか、電話がつながりません。急いでネットで子どもの誤飲の相談窓口の電話番号を調べ、消費者センターの相談窓口に電話をしました(今考えると、パニックで番号をちゃんと押せてなかったのかもしれません)。
「2歳の子どもが、目を離したすきにビーズ状の消臭剤を食べてしまったかもしれない」と状況を説明すると、以下のようなことを教えてくれました。
- 市販のビーズ状の消臭剤などは、子どもの誤飲を防ぐために、口に入れると苦い味がするように加工されている。なので自然と吐き出すことが多い
- 口に入れたのが少量で、よく口の中を洗い、子どもの機嫌が悪くないなら様子を見てみること
- たくさん食べてしまった場合、子どもの機嫌が悪い場合は小児科や緊急外来を受診すること
「どんなメーカーの消臭剤ですか?」ときかれて、はっとしました。
我が家のトイレに置いているのは、冒頭の写真のような色がカラフルでキレイな100円ショップ、100均で購入したタイプのものだったのです。
相談窓口の方にそれを伝えると「そういった商品が誤飲対策がされているかはわからない」とのこと。
この段階で、娘の様子も(母である私も)だいぶ落ち着いていました。娘の体調やご機嫌も悪くなかったので、その後は家でそのまま過ごしました。
娘には「たくさん怒ってごめんね。でも、トイレい置いてあるものは食べられないものだから、口に入れないでね」「トイレは遊ぶところじゃないから、リビングで遊ぼうね」とやさしく話しました。
落ち着いた娘は「何かキラキラしたものがたくさん入っていたから、面白そうだからあけてみて、さわってみた」といったようなことを話してくれました。
おそらく、好奇心からかいくつか口に入れたのかも知れませんが、量は多くなかったようです。
この出来事で私が学んだことは……、
- トイレトレーニングでは、トイレは遊ぶところじゃないことも教える
- トイレトレーニングの期間中は、トイレの消臭剤や洗剤などは片付ける
- 手元の誤飲110番などの相談窓口の番号は、面倒でも一度電話をかけてみる(つながるか確認)
- 100均の商品は手ごろで便利だが、リスクもあることを意識する
トイレトレーニングでトイレを利用されている方は、こういったこともあるかも!? と、頭の隅に置いていただければと思います。
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