チアーズママ編集部・三浦です。
アイプラティナさん本社の立派な会議室をお借りして開催となった、この座談会。
企業の会議室なので、当然のことながら、ビジネス仕様のデザイン&設備なのですが…室内に美紀さんが入ってこられた瞬間に、なんともいえない華やかな雰囲気に変わりました。
う〜ん、これが、「オーラ」というものなのね…などとうっとりしている中、さっそく座談会がスタート。
5歳になるお嬢さんがいらっしゃる美紀さんに、妊娠中や産後のことを思い出していただきつつ、”子育てと仕事の両方をあきらめないためのヒント”をいくつかいただいてきました。
子どもとの生活の中では、「自分の時間」を捻出するのは簡単なことではありません。
子どもとの時間も大切。自分の仕事も大切。
産前のように自由に仕事ができなくなった今、どうすればいいんだろう?
こんな葛藤を抱えていた中で、<本当にやりたいこと>というものが見えてきたそうなのです。
美紀さんにとっての本当にやりたいことは、「美容とファッション」。
これまで、読者モデルとして有名女性誌で活躍されてきた美紀さん。今ももちろん読者モデルとしてのお仕事も続けていらっしゃるそうですが、産後は、断る仕事も増えたとか。
その代わり、家で子どもと同じ時間を過ごしながらでもできる仕事…アクセサリーや服のデザインに力を入れていこう!という決断。
「これまで継続的にあった仕事を断る」ということの怖さは、超えづらい壁だったのではないかと思います。
しがないフリーランスの編集者な私と比べるのはおこがましいことではありますが、私自身も、産後だからといって仕事のオファーを断ったら、次のオファーが来ないのでは!?…という思いから、万全ではない身体と、新生児を抱えての寝不足の頭とで必死にパソコンに向かっていたことが思い返されます。
そんな中で、子どもも自分も家庭も大切にして、自分を活かすステージを自ら作っていった美紀さんの姿は、華奢で華やかな外見からはうかがい知れない強さを感じました。
さて、ママが仕事を頑張ることで、子どもは、どこかちょっと、寂しい思いをすることもあると思います。
…って、じつはこれ、私にとって今一番の悩みなんです。
うちのむすめは、保育園生活が始まって以降、何もかもが「ママじゃなきゃダメ」になってしまったり、「まま、おしごとやめて」といって泣いたりと、精神的に非常に不安定な日々に…。
▲「座談会」「取材」というより、「お悩み相談室」みたいな雰囲気になってしまいました…。
最愛のむすめに「おしごと、やだ」「ママといっしょがいい」「ぱそこん、おしまいにして」と泣かれてまで、私がやらなくてはいけない仕事ってこの世の中にあるんだろうか…と、思いや悩む日々です。
そんな私に、美紀さんは、『子どもに寂しい思いをさせないような仕事の仕方&コミュニケーション』のヒントを下さいました。
それは、
- 週末は、絶対に仕事を入れない……時間もタスクも忘れて、徹底的に子どもと向き合う日にする
- 何かがあったら、同じ気持で一緒に泣く!……自分や子どもに辛いことや悲しいことが降りかかったら、たくさんお話しして、一緒に泣けるくらい、お互いの気持に寄り添う
ということ。
確かに、会社員でない私は、週末でもちょっと時間があるとすぐにパソコンを開いて何らかの作業をしてしまいがち。むすめの中で「パソコン=仕事=きらい」という方程式がいつの間にか完成していました。かあさん、猛省です。
日中、むすめが保育園で過ごしている間に集中して仕事をさせてもらって、朝・夜・休日は、お互いの目をたくさん見て、お話したり遊んだりしよう!と心を新たにしました。
それから、子どもの心にぎゅっと寄り添うこと。
一緒に「喜ぶ」という方向で気持ちを合わせるのは、これまでも「できたね!」「やったね!」と繰り返しています。
が、親としての目線で子どもを叱ったり諭したりすることはあれど、同じ気持になって「泣く」という発想はありませんでした。
今後、そういうタイミングが訪れたら、むすめといっしょに泣いてみます。ことばでは伝わりにくいことかもしれませんが、「ママは、あなたのいちばんのみかたなんだよ」ということを心で感じてくれるかもしれないですよね!
最後に、美紀さんのくちからこぼれた
「産後、外の世界と切り離されたような孤独を感じてしまって…」
という言葉に、返す言葉が出せないほど、胸が詰まってしまいました。
産後に感じた「幸せ」と「孤独」のバランスに悩み苦しんだという美紀さんの思い出が、自分の経験とぴったり重なっってしまったんです。
華やかな世界で活躍されていて、多くの女性達がうらやむような生活を送っているんだろうな〜なんて思ってしまいがちですが、美紀さんも、私達と同じ「ひとりの女性」「ひとりの妻」「ひとりの母」、そして、「ひとりの、ビジネスパーソン」として、たくさんの葛藤を乗り越えて、この笑顔があるんですね。
▲ご実家が遠く、産後ひとりで苦しんだ経験もあったというのに、この笑顔! 見習わなくちゃ。
美紀さん、先輩ママとして、また、家事も育児も仕事も諦めたくないひとりの女性として、たくさんのヒントをありがとうございました!
▲「肝っ玉母ちゃん」と「可愛いママ」の2ショットという雰囲気がムンムン出ておりますが、なんと美紀さんとわたし、同い年だったんです…。忙しいとか時間がないとか言い訳ばかりしてないで、わたし、ダイエットと美容がんばります、美紀さん!!
(Cheers! mama編集部・三浦良恵)
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