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2018年7月6日ころから降り始めた雨は、九州から中部にかけて、広範囲にわたる記録的な大雨となり、みなさんもご存知の通り甚大な被害を及ぼしました。
実は私と息子(2歳)は、この時たまたま帰省のため広島に帰っており、被災しました。
わがやの被害は、幸いにも床上浸水程度だったのですが、断水や道路の寸断などが起こっています。
今回、被災地で感じたことをお伝えしたいと思います。
被害状況を写真に撮っておくこと
市役所で「罹災証明(りさいしょうめい)」を受けるのに家を片付ける前の写真を撮っている人が少なくて最大限の保証を受けられない人が既にでてきています。
片付ける前の写真が必要です。
被災された際は、最大の被害の状態を写真に撮っておくことを覚えておいてください。
編集部注※本来は、証明書を受けた自治体職員が現地検査をして発行するものですが、即時性の重要度などから被災者がスマートフォンなどで撮影した写真を持ち込む「自己判定方式」での手続きが進められています。
レスキュー隊を装った窃盗もある
災害時に信じられないことではありますが、レスキュー隊や消防隊などに扮した窃盗に遭う被害も多発しています。
レスキューの制服に類似した衣装は、割と手に入りやすいようです。
すべてを疑ってかかるのも悲しいですが、注意に注意を重ねていただきたいです。
SNSで情報収集ができる
SNS(TwitterやFacebookなど)で給水所の情報や、ご好意で無料で利用できる施設、行政の配給などの情報を受けられるケースも多いです。
残念なことにSNSには「デマ情報」もあるので注意は必要ですが、情報の即時性は圧倒的。
「日ごろSNSはあまり使っていない」という方でも、検索の仕方などを覚えておくといざという時に役立つこともあると思います。
災害用Wi-Fiを上手に利用する
災害用Wi-Fi(NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクが被災地域で提供している無料Wi-Fi「00000JAPAN」)というものも存在しますが、認知度が低いためなかなか広まっていません。
災害用Wi-Fiは通信は暗号化されていないので、情報が盗まれるという危険性もあります。ネットショッピングや会員登録など、個人情報のやり取りを行うことは避けるほうが賢明です。
安否確認や情報収集などには有益なので、そういった用途で使用すると良と思います。
7月12日になり、実家周辺の道路が復旧したので、2歳の息子と自宅へ戻ることにしました。
一日も早い復興を祈っています。