12月16日(水)に代官山の「SodaCCo」で、「子どもの主体性を伸 ばす!」がテーマのワークショップが開催されました。
講師は、NHK 教育テレビ番組「できるかな」の制作や「おかあさんといっしょ」のアイディア製作、また、ベネッセの「こどもちゃれんじ」工作表現ワーク『ちょきぺたぶく』や、表現力プラ スコースの監修などをされている、遊びとアートの専門家、八木紘一郎先生。
幼児の非認知スキル(好奇心、思いやり、コミュニケーション、感受性など目に見えないもの)を伸 ばす試みの一貫として構成さたプログラムだということ。
今回、mama記者2組のママとお子さんをご招待いただき参加してきましたので、当日の様子をお届けします!
■全部、もう1回作りたい!
工作の前にあった講師の八木先生のお話のなかで、「子どもの主体性を伸ばすには…」のキーワードとして、「失敗しちゃったね」ではなく「予定と違ったね、どうしようか?」と問いかけることが大切という言葉が印象に残りました。
ワークショップでは4つの作品を作りましたした。
はたらくくるま
娘が最初に「作りたい!」と言った作品。
椅子に座ったママと自分を描いてました。ラジオのアンテナをつけたりいろんな工夫をしてました。
変わったメガネ
見本にあった「くまちゃんのメガネを作りたい!」と一生懸命に絵を写して切りました。
上のは私が作りましたが、誕生日の時に楽しそう!?
もうちょっと工夫して、来年の誕生日会でみんなで記念写真撮りたいと思っています!
面白い顔
『かおノート』の要領で、お菓子で紙皿に顔を作りました。
クリスマス会で使えそうなアイデアだなと思いました!
面白いぞう
「ぞうじゃなくて猫がいい!」と言うので、鼻の長い猫になりました。
初めて折り紙を手でちぎったのでなかなか難しかった様子。
中指を鼻に、他の4本の指の爪に同じ色の紙を貼ると足に見える事を教えてもらいました。
娘(6歳・年長)はとても楽しかったみたいで、寝るまで、「ママはどれもう一度作りたい? 私は…全部!」と言ってました。
八木先生は、「子ども用のお道具セットを用意していつでも工作をできる環境を作ると良い、その際の道具はあまり子ども用とこだわらず、求められれば大人と同じものでもいいのでは?」ともおっしゃっていました。
時間内に終わらる・いつも使っている道具ではない・道具が足りないなどで、目標だった「自分で選び、判断し、決定・実行する」は難しい部分もありましたが、家でできるものをもう一度やってみようと思います。
mama記者・なかむらかずの
■否定せず、子どもの行動を尊重してあげよう
子どもの主体性を伸ばすには、楽しい工作(アート)が適しているそうです!
今回のワークショップでは、遊びとアートの専門家でいらっしゃる八木絋一郎先生と一緒に、
- 「指を鼻にみたててゾウを作ろう」
- 「変わったメガネを作ろう」
- 「お菓子で面白い顔を作ろう」
- 「ティッシュBOXではたらく車を作ろう」
の4つの工作をしました。
お菓子が大好きな息子(5歳・年中)、真っ先に大好きな「お菓子のお顔」に行くかと思いきや、最初に向かったのは、「車を作ろう」でした(一番人気でした!)。
一番作りたいものから始めるとは「まだまだ子供だな~」と思いながら、 幼稚園では工作している姿を見ることがないので真剣に取り組んでいる姿を見ることができて新鮮でした。
また、今回一緒にワークショップに参加してみて、息子はハサミが苦手だということが分かりました。
諦めが早く集中力が続かず、ゾウと眼鏡にはあまり時間をかけられませんでした。
ついつい親はこういった短所に対して注意や口出しをしてしまうと思うのですが、 八木先生は、「(子供がもし失敗しても)失敗と言わないで、おや、ちょっと予定と違ったかな?」などと声をかけたり、 「難しいところは一緒にやってあげてください」とアドバイスをくださいました。
それを踏まえて、作業中、「はさみ難しいよね~」などの共感する言葉や「それ、めっちゃ上手!」ととりあえず褒めると、諦めずに最後までやり遂げてくれました。
否定的に考えずに子どもの行動を尊重し何でもいいから肯定的に考え褒めるって大事なんだなと 考えさせられました。
頭ではわかってるつもりでも、ついつい否定から入ってしまうので先生の説明はとても参考になりました。
mama記者・桃李
【おしらせ】いずれもクリスマスまでにお届けできる12月号の申込締切は12月18日までです!
- 2・3歳向け〈ぽけっと〉は八木先生監修の「ちょきぺたぶっく」が入会特典で付いてきます
- 3・4歳向け〈ほっぷ〉12月号の絵本の「ぽんぽんりーすを作ろう」という工作コーナーは八木先生監修です
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