11/22は「いい夫婦の日」だそうですね。いい夫婦関係を続けるには、日々のちょっとしたイライラをなるべくなるべく積み重ねないよう心広くありたいなぁと、いつもいつも思っているつもりです…。
そんな毎日にいいヒントがあるかも!?との期待を胸に日本で唯一の家事シェア研究家・三木智有さんのお話を聞いてきました。
▲NPO法人tadaima!代表で元インテリアコーディネーターの三木さん
増える共働き世帯の家事分担の実態は?
パパが家事・育児に関わる時間が増えてきたとはいってもやっぱり家事全般のハンドリングをするのはママ。パパが担当する家事のベスト3は
1位 ゴミ出し
2位 浴室の掃除
3位 夕食後の後片付け
(Panasonic 30~40代夫婦のライフスタイル調査より)
「昔から朝のゴミ出しはパパの得意な家事ですよね(^^;)男性には進んでやってもらうことを期待するよりもやはり担当を割り振ってお願いするほうがうまくいくと思います」と三木さん。
わが家に家事シェアモードを取り入れる!
“家事”とひと言でいっても
- 散らかったものを片付ける=掃除・整理整頓
- 汚れたものをキレイにする=掃除・洗濯・食器洗い
- 食事の支度=買い物・献立作り・調理・後片付け
といった内容がありますが、マイナスを0に戻すタイプが多くを占めますよね。
「共働きとはいえ女性は家事も折半して欲しいとは思っていないのです。ただ、ママがやって欲しい分担量とパパが担っている量には差があるのが現実です。
家事・育児の“負担”は、それぞれのお宅に合った模様替えなどで動線を見直したり、家事代行や便利家電を取り入れるなどの仕組み作りで軽減できます。また、自分ばかりが抱えているのではないかという家事・育児の“不満”はパートナーに委ねる気持ちを持ってコミュニケーションをしっかりとることで少しずつでもお互いのイライラを解消したいですね」(三木)
日本人は奥ゆかしいのか、ラクしていると思われそうという感覚が強いのか、まだまだ便利な家事シェア家電の普及率が意外と低くてびっくりです。
家事シェア家電の普及率
- 食器洗い乾燥機 約25%
- ロボット掃除機 約5%
- ななめドラム洗濯乾燥機 約14%
家事シェア家電におまかせでストレス軽減!
【食器洗い乾燥機】
「夕食の時間がずれるパパの食器を最後に入れてパパがスイッチオン。ママは朝すっきり洗いあがった食器を見て満足、パパは役目を果たしたということでお互いに満足できますね」(三木)
「手洗い用の食器用洗剤は手荒れ防止に肌に優しい成分が必要ですが、食洗機には強力なものが使えます。手洗いでは使えない60〜80°Cの高温で洗えることもポイントです」(Panasonic担当者)
1日分の食器が詰めこめる大容量タイプが人気と聞いて、朝の食器はそのままで夕食後にまとめて洗うご家庭も多いんだなーとちょっと安心しちゃいました。
▲パナソニック 食器洗い乾燥機「NP-TH1」( PanasonicHPより)
【ロボット掃除機】
ロボット掃除機には私もかなり助けられています。
基本的な事過ぎてお恥ずかしいですが、室内をくまなく掃除してもらうために床にはモノをおかない習慣がついたのも導入メリットのひとつ。
新機能にスマホで掃除の結果が確認できるというのがありまして、データを提示するとやる気になる男性向け(!?)にも面白い機能だなと思いました。
▲使用している部屋の間取りを把握して、ゴミが多かったところは色濃く表示される( PanasonicHPより)
▲パナソニック ロボット掃除機 RULO(ルーロ) MC-RS800 ゴミ捨ても簡単なのがいい!
【ななめドラム洗濯乾燥機】
洗濯にはなかなか手を出してくれなかった主人が「洗剤の量とか使い分けがよくわからない…」と言っていたことがありました。
それがついに自動化されましたよ!
「洗剤を一本まるごと入れて、銘柄を指定すれば洗濯物の量に合わせて適切な量を自動で投入してくれます」(Panasonic担当者)
また、洗濯状況もスマホのアプリから確認できるそう。出来上がり時間の確認や洗剤残量のアラートを通知をさせることも可能なので、階段を降りて洗濯が終わったかなーと確認に行ってがっかりすることや洗剤を切らすうっかり予防にもなりそうですね。
▲アプリでは出先からも洗濯機の状況を確認することが可能!
“KIDS家事プロジェクト”も提唱する三木さんは、子どもと一緒にざっと汚れを落として食洗機に入れるとか、掃除機が通るから片付けようねという声かけしてお手伝い感覚で一緒にやってもらうことも立派な家事シェアになるはずですとおっしゃっていました。
「できたよ!」「ありがとう!」が飛び交う毎日って気持ちいいですね。
どの家電も導入を気軽に決められるお値段ではないかもしれませんが、毎日誰かがやらなければならない家事。
家電に頼って少しでも家事に追われる時間が減って子供と過ごす時間やちょっとしたゆとりが増えるなら堂々と取り入れたい!と声を大にして言いたいです。
取材:Cheers! mama編集部・tibow