第二子出産にあたり、いろいろと工夫をしてきました。
『つわりがひどかった第二子妊娠中の長男との過ごし方』という記事でも書いたのですが、わが家では、出産予定2カ月前から、私とおなかの第二子は私の実家へ、息子は義実家のおじいちゃんおばあちゃんのところへ、パパは東京に残るという形を取りました。
そもそも、どうしてこういう方法をとったかという点についても触れたいと思います。
第一子・長男もつれて里帰り出産できればベストでしたが、私の実家の事情もあり、息子を連れて長期期間里帰りすることは現実的には厳しい状況でした。
そして、あえて息子を主人の実家に預けるという方法をとったのは、私自身が3歳のときに同じ経験をした関係ででした。
私には3歳違いの妹がいますが、妹がうまれるタイミングで私はおじいちゃんおばあちゃんの家で3カ月過ごしました。
私の場合は初日からまったくく泣くこともなく、何の問題もなく過ごすことができのだそうです。
当時まだ祖父母は40代。
祖父は仕事をしていたので、私のお世話をしてくれたのは祖母でした。
私自身もうっすらと記憶に残っていますが、なかでも妹がうまれた日には私の母から電話で「妹がうまれたよ!」と言われたのが一番印象に残っています。
しつけの面などもしっかりとしていた祖母だったので、当時3歳の私はかなり成長して帰宅し、その後もスムーズに元の生活にもどれたとのことでした。
そこで、同じような経験を息子にもさせてあげて、いい思い出をつくらせてあげられるのはこのタイミングしかないと思ったのです。
快く引き受けてくれた義父・義母にも感謝しています。
息子が義実家にいる間は、さまざま子ども向け施設があって、常にいろいろなイベントが行われているような都内での生活とは違っていたようです。
事前におじいちゃん、おばあちゃんが公園をいくつも視察しておいてくれたとのことで、いろいろな公園に遊びに連れて行ってもらい、体をたくさん動かし、自然にもふれられたようです。
また愛知ならではの子どもが喜ぶスポットにもいくつか足を運んだとのこと。
毎日たくさんの写真をとってくれて、義母が定期的にメールで息子の様子を知らせてくれました。
せっかく新しい環境での生活になじんだところだったので、私自身は息子と電話することなどはあえて避けました。
第二子の娘がうまれた際、日帰りで会いにきてもらう話も出ましたが、やはり一度会ってしまうと、また情緒不安定になりかねないと思い、避けることにしました。
ひとつだけしてあげたことといえば、『シール貼りが楽しめるカードがサンタさんから届く「ひろおサンタメール」』という記事で書いた「ひろおサンタクロース」のクリスマスカードを送ることだけでした。
また、年末年始をはさんだので、パパが愛知に帰省しましたが、完全に息子はおじいちゃん子になっていて、パパが一緒にお風呂に入ろうと言っても「じいじと入る!」。
パパが一緒に寝ようといっても、「じいじと寝る!」と言うので、パパは違う部屋で一人で寝ていたそうです。
ご近所の方々にもかなりかわいがってもらっていたとのことで、お世話になった30人ほどの方々にお礼もさせていただきました。
おじいちゃんおばあちゃんに愛情たっぷり接してもらっていただけではなく、いろいろな人たちと接する機会もあり、予想していた以上に、貴重な経験ができたといえます。
息子を東京に送ってきてもらい、おじいちゃん、おばあちゃんと別れる時、息子は大泣きでした。
この経験を機に、おじいちゃんおばあちゃんの存在が息子にとって大きくなったようです。
ファミリーサポートやベビーシッターなども含めると、いろいろな人たちの手をかりながら乗り切った第二子妊娠・出産の期間。
事前の準備や、信頼関係づくりなどをしておいたことによってスムーズに物事を進めることができました。
このときの経験があるからこそ、幼稚園を受ける際も母子分離という点は自信をもって問題ないと言える状態になりました。
ちょっと変わった話かと思いますが、みなさんの参考にもなれば幸いです。