【連載】おっぱい110番[29]
『[前編]断乳の準備と言い聞かせ卒乳』の続きです。
■いざ断乳!…が、まさかの
親不知を抜く当日。
昼から炎症どめの薬を飲み、夕方に抜歯の予約だったので、薬を飲む前が最後の授乳となりました。
昼ごはんを食べ終わると、いつも通り授乳クッションを抱えてくる息子。
「ごめんね、これで最後なんだ」
恍惚の表情で飲む息子を見ながら、なんだかこちらが泣けてきました。
が、その時!
ガブッ!
「痛っ!!!!!」
スタタタターッ…!
なんと、最後の余韻もなく乳首を噛んで逃走。
まだ5分も飲んでいないのに。
「ちょっと、もう飲まないのー!?」と聞いても絵本に夢中です。
さ、さみしい……。
息子とパイパイ、まさかの喧嘩別れとなってしまいました。
■断乳初日の夜もすんなり就寝
夕方歯医者に行き(息子は歯医者前の公園へ親と散歩しててもらいました)、帰宅して夕食・お風呂と、いつも通りのタイムスケジュールでこなしました。
胸がパンパンだったのでお風呂前に搾乳(排水口に流れる母乳を見てまたなんだか泣ける)。
息子といつも通りお風呂に入りましたが、パイパイを欲しがるそぶりも無し。
そしていよいよ寝かしつけ。
今までは寝室に移動して授乳→就寝でしたが、この日はフォローアップミルクを飲ませて、おんぶで寝かしつけました。
ミルク自体もすんなり飲んでくれて、夕方外出して疲れもあったのか、すぐに寝てくれました。
恐れていた夜泣きも、深夜に寝ぼけ程度だったので背中トントンですぐに再入眠でした。
■その後……
翌朝、一瞬授乳クッションを探していましたが、見つからないとあきらめたのかおもちゃで遊び始めました。
朝食後、いつもは授乳だったのでフォローアップミルクも出してみましたが飲みませんでした。
授乳とミルクは息子の中で意味合いが違うのでしょうか。
それから、おやつ時にフォローアップミルクを飲ませるようにしました。
寝る前のミルクは、断乳から2カ月経った今はやめています。
夜の寝かしつけはやはり苦手で、なかなか背中トントンだけでは寝てくれず、おんぶで寝かしつける日がまだ多いのでこちらはまだ模索中です。
■断乳後、気をつけたこと
気をつけていたことは、
- 授乳クッションを隠す
- 夫にも『パイパイ』のワード禁止を徹底(もしパイパイを欲しがったら代わりに抱っこしてもらうなど協力体制を)
- ママのおっぱいケア
- 意識的に抱きしめる回数を増やす
特に、断乳前日まで1日6~8回授乳しても、1回1回はあまり飲んでおらず、スキンシップの意味合いが強かったのかなと思ったので、意識的に抱きしめる回数を増やしたりほっぺをくっつけたりするようにしました。
■断乳して約2カ月
一度もパイパイを欲しがって号泣などもなく…。
こちらが寂しくて寂しくて仕方がないのですが、これも息子が1つ成長したのだと喜ばなくてはですね。
これから卒乳・断乳される方も大変だと思いますが、うまくいきますように!
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