【連載】公園・庭園・デパートの屋上で遊ぼう![49]
「交通公園」というのをご存知でしょうか?
公園内に道路や信号や標識などが設置されていて、子どもたちが遊びながら交通ルールを学ぶことのできる公園です。
1960~70年代にかけて、急速に自動車が普及したことで交通事故の多発が社会問題となり、子どもたちの交通教育の目的で全国各地に設置されたのだそうです。
【参考】「交通戦争の残影 : 交通公園の誕生と普及をめぐって」金子淳 (2008) /静岡大学生涯学習教育研究 )
江東区にある城東公園も、その当時、1967年に設置された交通公園です。
▲実は、宇宙をテーマにした公園にもなっています。ぜひ写真の端々に写っている宇宙アイテムにもご注目ください
小規模な公園ですが、交差点だけ見ると本物さながら。お母さんたちもしっかりルールを守らなければいけません。
信号待ちの彼。
先に行ってしまった友だちに「待ってよ~!」と言いながらも、信号が赤なので進めない。しっかりルールが身に付いています。
おっと、こちらはなかなかアグレッシブなコーナーリング。
スピード出し過ぎ注意! でも、クルマのいない公園内という点は安心です。
乗り物は無料で借りることができます。
三輪車から自転車まで、サイズもさまざま用意されているので、幅広い年齢の子どもたちが楽しめます。
平日は夕方になると、隣接する幼稚園を終えた子どもたちが我先にと自転車を借りに来るのだとか。
また、江東区内に交通公園は2カ所しか無いため、時間をかけてこの公園まで来るご家族もいるそうです。
そう教えてくれたのはこちらのおじさんたち。
シルバー人材センターからの派遣で、こちらの管理をされています。
整備用の道具が整然と並べられているのが印象的でした。
こうして子どもたちの安全を守っていらっしゃるんですね。
公園は子どもたちの小さな社会。
単に交通ルールを学ぶということだけではなく、道具の貸し借りや譲り合いなど、子ども同士のコミュニケーションの中で、相手を思いやる気持ちも育まれるのではないでしょうか。
そして、こうした公園をきっかけに、親子の間でも「交通安全」について話をしてみるのも良いかもしれません。
【公園情報】
- 場所…東京都江東区東砂4-20-20
- アクセス…東砂四丁目バス停、北砂七丁目バス停から徒歩10分
- 関連ページ…江東区(じゃぶじゃぶ池)
※本記事は「PARKFULオフィシャル 公園ブログ」の記事をもとにCheers! mama編集部が一部編集して掲載しています。
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