6月24日に新宿の会場で開催した「”上の子可愛くない”症候群!?〜2人育児のコツを見つけませんか」というワークショップ。20名を超えるの「2人育児真っ最中」または「2人目を妊娠中」のママたちにご参加いただきました。
特徴的だったのが、参加者のうち「上の子が男児」率なんと9割ということ!
「お兄ちゃんと弟・妹」というきょうだい構成のママのお悩みは深そうです……。
さて、そんなメンバーで講師の椎名雄一先生を囲んで賑やかに「2人育児」ワークショップがスタートしました!
ワークショップは下記のような流れで進行しました。
- (1)ウォーミングアップ
- (2)あるある会議
- (3)〜(6)子育てテクニック(イライラ防止編)
- (7)あるある会議
- (8)まとめ
それぞれどんなことを行ったか、詳しくご紹介します!
(1)ウォーミングアップ
まず、「石のワーク」を行い、聞き手の【態度】の重要性をみんなで理解しました。
「石のワーク」とは、話を聞く人の態度が好感的な場合とそうでない場合で、話し手・聞き手にどのような心理変化があるかを体感できるワークです。
聞き手がうなずきや同調がある場合の方が話し手の気持ちを大きく変えることができるとのこと。
なので、子どもの話を聞くときには「うなづきと笑顔」が大切なんだそう。
でも、もし無表情になってしまったとしても大丈夫。
その後のママの笑顔には、「いつでも笑顔」より効果があるんだとか。
そう、これはまさに「ツンデレ効果」!
無表情で相手をしてしまった…
無視してしまった…
そんな時は、次のリアクションにツンデレ効果を活用し、子どもたちの「ママ大好き心」をくすぐりましょう(笑)
このテクニックは、子どもだけでなく人の話を聞くとき(乗せたいとき)に活用できそうですね!
(2)あるある会議
5名1組となり最近一番イライラしてしまったことを順番に共有していきました。
まぁ、出るわ出るわの「子育てあるある」。たとえば……
- テーマパークでお土産を買うときに、駄々をこねて泣き叫んで困った
- お風呂になかなか入らない。のに入ったら出ない
- 何度言ってもも同じことをする
- 1日100回は「早く!」といっている
- 話しかけても聞こえない振りをする
- 朝の支度が遅い
- 手伝って欲しいのか、ご飯を食べるのが遅い
- やめて!ということをずっとやる
- 「危ない!」を無視する
…などなど。
どのテーブルでも「あぁ〜それうちも!うちも!」「あるわ〜あるあるある!」と大盛り上がりでした。
皆さんにも思い当たるふし…ありますよね?(笑)
(3)〜(6)子育てテクニック
「あるある会議」を経て、先生が独特の名づけをした「ツンデレ子育て」「中二病子育て」「コマンドテクニック」「セールステクニック」「信号機テクニック」といったテクニックを伝授していただきました。
椎名先生曰く、子どもに使えるテクニックは年齢によって異なるそう。
今回対象となる、小学校に上がる前くらいの子にはとくに、次の2つのテクニックが効果大とこのと。
1つ目は、「コマンドテクニック」。
もっとも簡単にできるのは1日の大半を過ごしている保育園や幼稚園での決まり文句(=体に染み付いている号令)を、おうちでも活用することです。
そう言えば、我が家でも保育園でご飯の前にする、先生と園児の「それではみなさんご一緒に」「いただきます!」という言葉を使うことで、ご飯の始まりがスムーズに…
これ、まさに「コマンドテクニック」だったんですね!
ぜひ、みなさんも保育園や幼稚園の先生から、たくさんの「コマンド」情報を入手して、おうちでもどんどん使ってみてください!
そして、2つ目は「セールステクニック」。
イヤイヤ期のこどもは否定文を覚える時期でもあるようで、何を言っても「イヤ!」「いやっ!」「嫌〜!!!!」。
このように、こころが嫌(=NO)という状態ではどんなに説得してもNOの状態は壊せません。
そこで活きてくるのが「セールステクニック」。
「お風呂入ろう!」 → 「ヤダ!」
「そうだね、お風呂はイヤだよね」 → 「うん」
(テンション高く)「お風呂、イヤなひと〜?」 → 「はーい!」
(またテンション高く)「じゃ、お風呂入っちゃうひと〜?」 → 「はーい!」
…という感じで、「うん!」「はい!」になる質問を2〜3回して、その勢いで心を「YES」にすることでスムーズに物事が進むようになるというもの。
これを上手に使えば、「イヤだじゃなくて、早くやっちゃいなさい!!」…という、いつものパターンを抜け出せそうです!
(7)2度目の「あるある会議」
伝授してもらったテクニックをふまえ、再度「あるある会議」を実施。
今度は、みんなが持っている(使っている)テクニックの共有をしました。
- 「天国と地獄」を歌いながら競争する
- 10秒でやろう!など盛り上げる
- 出来たよシールをあげる
- 「まさか、できないよね?、えっ!できるの?!」と乗せる
- 朝のお着替えなどはセットして何処かに隠しておいて、探して着替えるというゲームにする
などなど。みなさまの涙ぐましい作戦の共有でテーブルが盛り上がりました。
(8)最後にまとめ&質疑応答
先生からの
- 自分の時間を作ることの大切さ
- 「教育」にとらわれず、「社会に出ればたくさんの大人に出会い、様々な環境に対応しなければならない」という視点で、柔軟な大人に育つようサポートしていきましょう
といったような温かいアドバイスの数々に、会場のママたちは気持ちを新たにした様子でした。
そして、今回のワークショップの幹事でもあり、いち参加者でもある私から、
「今日のワークショップを通して、いろいろなことを理解することができましたが、正直自分が一杯一杯になってしまって、子どもにそこまで対応できないことが多い気がします…」
という悩みを投げかけてみたところ、先生から
「”自分の時間”が大切なんです。
ほんの5分でもいいから、子どもを安全な場所に置き、”この5分は私の時間”と決めて過ごすことで余裕が生まれるようになりますよ」
とアドバイスをいただきました。
この先生の言葉を踏まえ、帰宅後から「余裕ないな〜」と感じた時には、大好きなTUBEの歌を熱唱してみたり、Eテレの番組の体操を思いっきり踊ってみたり(ちょうど夕刻のEテレタイムが一番バタバタしててイライラ多いんです)…こんな風にして「自分の時間」を確保するように心がけています。
これだけで、「イライラ心」がだいぶリセットされるということを実感中!
このように、今回のワークショップは、「なぜ上の子にイライラしてしまうのか」ということを難しく解明するような内容ではなく、子どもがどのような心的状態で親や環境と対応しているか、親が「イラっ!」「ムカっ!」「しょんぼり」という気分になったとき、子どもにどんな態度や言動をしているか、そして、それが及ぼす影響などについておもしろおかしく、かつ、理論的に教えてもらうことができました。
それに加え、明日から、いや、今すぐに使えるであろう子育てテクニックについても伝授してもらったり、参加者同士で共有したりすることができ、とても充実した時間を過ごすことができました!
参加したみなさんからも、「上の子との関わり合い方を見つめ直す良いきっかけになった!」と感想を頂きました。
「上の子可愛くない症候群」だなんて、ちょっと刺激的すぎるネーミングのワークショップではありましたが、これからの「2人育児」をもっと楽しむためのヒントを見つけることのできたとてもよい時間をみなさんで共有できたことを嬉しく思っています。
今回ご参加いただけなかった、悩める「2人育児中のママ」「上の子可愛くない症候群という言葉にドキッとしたママ」のみなさんに、椎名先生の「ちょっとしたテクニック」をぜひ習得していただきたいです! 今後また機会を設けて開催できたらと思っています。
【関連リンク】
- 「そうは言えども簡単にはいかない」「やっぱり、どうしても悩んでしまう」という方のために、椎名先生はSkypeでカウンセリングが受けられる「おうちカウンセリング」というサービスを提供されています。子育てや仕事復帰前の変なモヤモヤや焦りなど、プロに相談した方が良いこともあると思いますので、その際は活用してください!
- 「心理学の勉強をもっとしたい!」という方のために、無料の教室「実践心理学教室」を神田と町田で毎週開催されていますので、こちらも興味のある方は訪れてみてはいかがでしょうか!
- 今回の参加者のみなさんを中心に、「育児のコツシェアしませんか」というFacebookグループをで作りました。興味のある方は、ご参加ください。椎名先生への質問もこちらからできます!
- 椎名ストレスケア研究所
- 成功報酬型 心理カウンセラーの養成 椎名雄一(ブログ)
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