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熱中症や発熱時の対策に! 「経口補水液」の作り方と注意点

 

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うだるような暑さですね。

 

先日、熱中症になった方はよく、「自分は大丈夫だと思っていた」と言う、という話をニュースで聞きました。

耳が痛いな~と思っていると、「(息子)は大丈夫かな」と夫。

 

実は息子(1歳9カ月)、先週から水ぼうそうで保育園も外遊びもお休み中。

熱は下がったものの、熱いものや塩気・酸味のあるものは口の中の水疱にしみるらしく、完全拒否。

冷たい麦茶やゼリー、果物ばかりで過ごしているのでした。

 

熱中症対策には「塩分」を、とも聞くし、水分は摂れていると思うけれど、言われてみれば心配。

 

OS-1」を買いに行くか!と思いましたが、この炎天下に当の息子を連れ出すのもな…ということで、以前、インターネットで見かけた「経口補水液(※1)の作り方」を実践してみることに。

 

「経口補水液 作り方」と検索してみると、情報がざくざく出てきます。

とりあえずざーっと読み、やってみました。

 

<材料>

  • 水(湯ざまし)……1リットル
  • 塩……3g(小さじ1/2)
  • 砂糖……40g(大さじ4と1/2)

 

1リットルではちょっと多いので、半分の分量で作りました。

 

「作りました」といっても、沸かして溶かして冷まして飲ます、これだけ。

これだけなんですが、やってみて飲んでみたら、なんだか不思議な味わい…。

 

果汁を加えると飲みやすくなるとあったので、冷蔵庫にあった100%のリンゴジュースを加えました。

(レモンやグレープフルーツ、トマトなどがよいようですが、しみそうなので今回は避けました)

それから、息子の好きなカルピスを少~し混ぜて風味づけ。

 

再度味見をしてみると、まぁまぁ、おいしい。

 

今度は息子もゴクゴク!

 

…とはいきませんでしたが、ちょびちょびと、時間をかけて繰り返し飲んでくれました。

でも、これはこれでよかったようです。

 

「経口補水液」は本来、「おいしくゴクゴク飲む」ものではない、とのこと。(脱水症状を起こしているときには「おいしい」と感じるそうです)

 

「経口補水液 飲ませ方」「熱中症 水分補給」などで調べると出てくるのですが、一度にたくさん飲ませるのはNGで、時間をかけて「少ない量を回数多く」が大切らしいです。(※2)

 

さらに調べていくと、「水の代わり」として頻繁に飲ませてはいけない(※3)とありました。

 

また、おいしさや飲みやすさを優先して、アレコレ混ぜたり、凍らせたりとアレンジし過ぎると、塩分と糖分の適切な濃度やバランスが崩れ、吸収する速度に影響してしまうとも。(それでは、ただのちょっとしょっぱいジュースになってしまいますね)

 

インターネット上に「経口補水液のレシピ」はたくさんありますが、このあたりは注意が必要かもしれません。

 

何を優先して、どこまで厳密に作りどう飲ませるかは、実際に作るママ次第、というところでしょうか。

 

わたしは、普段は多少ゆるめに飲みやすく作り「ママ特製イオン飲料~♪」くらいの感じで、熱中症や嘔吐・下痢からの脱水症状に急遽対処しなければならないときには、厳密に作り、適切な量・頻度で飲ませようと思います。

 

その後、元気になった息子は、朝から汗をかきかき遊んでいます。

温度調節、水分補給に注意しつつ見守りたいと思います。

 

一方で、子どものことばかり気にしていると、自分の体調管理がおろそかになりがちですよね。

ママのみなさんも、お体を大切にしてくださいね!

今日は自分用に、レモン味で作ってみようかな~♪

 

(※1)経口補水液(引用元:Wikipedia)
経口補水液(けいこうほすいえき、英: Oral Rehydration Solution, ORS)は、食塩とブドウ糖を混合し、水に溶かしたものである。これを飲用する事で小腸において水分の吸収が行われるため、主に下痢、嘔吐、発熱等による脱水症状の治療に用いられる。

(※2)体重などによって適切な量・頻度が違います。詳しくは参考リンクをご覧ください。「経口補水液」はもともと嘔吐・下痢などから起こる軽(~中)度の脱水症状の対処として、医師・薬剤師の指導のもとに飲ませるものです。熱中症が疑われる場合でも、意識がはっきりしていれば経口での水分補給が可能ですが、反応が鈍い・吐いてしまうなどの症状が表れている場合は、緊急で医療機関へ搬送することが重要です。

(※3)塩分や糖分の過剰摂取になってしまうとのこと。熱中症対策として「塩分」がよく挙げられるのは「汗で塩分が出てしまうから」でもありますが、「糖分と塩分が水分の吸収を促すから」ということのようです。
塩分の摂取は高血圧や糖尿病などの生活習慣病、腎臓などに疾患のある方は注意が必要です。医師または薬剤師にご相談ください。

 

【参考サイト】

 

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