ご好評頂いております、チアママ読者のみなさんから頂いた質問に答えていきますよ〜!のシリーズ。
今回は、「室内で撮ると、なんだか顔色がヘンになっちゃうんです」というお悩みです。
写真を撮影したとき、「なんだか肌の色が黄色、赤っぽくなってしまった〜」ということ、ありませんか?
このお悩みは、黄・赤っぽい色の環境下での撮影時に頻発するものです。
「黄・赤っぽい色の環境」ってどんな場所かというと、たとえば、和室や音楽ホール、地下のお店、電球が白熱電灯の場所などです。
これらの場所で、うまく撮れない・思ったように撮れない、と感じたことはありませんか?
これは、「ホワイトバランス」という項目が関係しているんです。
では、さっそく解説です!
「ホワイトバランス」(「WB」とも略されます)は、そのものズバリ「色のバランス」です。
サンプルを交えながら見ていきましょう。
(1)環境が写真の色に与える影響とは?
まずは、自然光が入る環境で、環境がどれだけ写真に影響を与えるかを見てみましょう。
この環境で撮影してみます。
明るい日中の自然光の室内です。
1つめ:フローリングがダークブラウンの場合
撮影してみると…
このような発色に。
2つめ:ホームセンターなどに売っている白のフローリングを敷いてみた場合
撮影してみると…
色の違い、分かりましたか?
人物だけもう一度並べて比較してみましょう。
▲左がブラウンの床、右がホワイトの床で撮影したもの
左のダークブラウンのフローリングは、自然光が当たっていない側にくすんだ色が強く出ていますよね。
このように、自然光が入る中、同じ環境・同じカメラ設定でも、フローリングの色が違うだけで写真には大きく影響が出てきます。
…ということは、「今日はいい写真が撮影したい!」というときは、そもそも白っぽい色で統一された日中の自然光が入る明るい環境を選ぶ、というのは非常に有効な手段だということがわかりますね!
(2)黄・赤っぽい色の環境で撮影するには?
さて、それでも黄・赤っぽい環境で撮影しなくてはいけない場合って案外多いものです。
結婚式の2次会のバー、記念食事会で親の好みに合わせて選んだ料亭の和室など。
そこで今度は、カメラの設定で補正する方法をお教えします。
こちらは、夜、白熱灯の環境です。
早速撮影してみます。
ホワイトバランスの設定:「オート」で撮影
ホワイトバランスの設定:「電球」で撮影
ホワイトバランスの設定:「色温度2500」で撮影
※「色温度」という名前はあまり馴染みのないものかもしれませんが、2500〜10000くらいの間で設定でき、数値が高ければ赤い、低ければ青い、と考えてくださいね!
いかがでしょう?
「ホワイトバランス」という設定のみを変えて撮影していますが、ぜんぜん違いますよね!
どのくらいまでホワイトバランスをいじれるかは、機種によって異なります。
また、「電球」という設定はコンパクトデジカメをはじめ多くのカメラにありますが、「色温度」という項目はエントリーモデルにはない場合が多いようです。
ミラーレス一眼などの場合はホワイトバランスではなく「色合い」などの項目で設定できるようになっていたりします。
お手持ちのカメラでは、どこで設定を変えられるのかを確認してみてくださいね!
せっかくカメラ自体にいろいろ替えられる設定があるのですから、いろいろいじって活用していきましょうね!
次回も引き続き読者さんからの質問に答えていこうと思います! 質問も引き続き募集していますので、写真撮影で困ったことがあればお気軽にお寄せくださいね♪
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