そろそろクリスマスの気配が近づいてきましたね! 最近は11月中にイルミネーション点灯式をする場所も多いようです。
イルミネーションといえば、やっぱりなかなか上手に撮影するのは難しいもの。
そこで、読者の方から届いた質問「イルミネーションってどうやって撮ったらいいの?」に、「その1〜3」の3編に渡り、お答えします!
初回は、「夜景撮影モード」の使い方です。
まず、だいたいの一眼レフカメラには「夜景撮影モード」がついています。
これはざっくり言うと、【背景に写真の設定を合わせて撮影して、被写体はフラッシュで明るく撮影するモード】です。
写真の撮影技術では「スローシンクロ」と呼ばれています。
「スローシンクロ」で撮影した写真を見てみましょう
今回は一般的なカメラの設定ということで、「シャッタースピード1/30、絞りF3.5、ISO200」で撮ってみました。
わ、また出てきた!この謎の数値! …と、思いますよね(笑)
あまり設定に詳しくない方は、シャッタースピードなどの数値は気にせず、素直に「夜景撮影モード」で撮影すればよいのです!
「手ブレ」は夜景撮影モードの大敵!
夜景撮影モードの最大の注意点は「手ブレ」。シャタースピードが遅いので、どうしてもブレやすいのです。
一般的には三脚を使うのがよいとされていますが、どう考えてもママバッグに入らないし、普段持ち歩くようなものではないですよね。
「手ブレしないように」と注意して撮るだけでも、だいぶ違いますよ!
「フラッシュの強さ」を変えてみましょう
多くの一眼レフカメラは「フラッシュの強弱」を設定で変えられることをご存知でしたか?
内蔵のフラッシュは、カメラにくっついていているので、そのほとんどが真正面にしか光らせることができません。
なので、「フラッシュで被写体が真っ白になっちゃった!」ということは意外とよくあることです。
とくに、この講座でオススメしている「単焦点レンズ」をお使いの方は、ズームを使うことができないので、被写体との距離を変えることができません。
そこで、フラッシュの強さを調節して、ちょうどいい「フラッシュの強さ」で撮影してみましょう。
▲設定方法はカメラによって違うので、お手持ちのカメラで探してみてくださいね。
数値については考えなくて大丈夫。
「Full」発光が一番強く、そこから下に向かって弱くなっていっていく、ということを「感覚的」に覚えてしまえばOK!
フラッシュの強さを変えることができるのは、意外と知らない方が多いので、ぜひ覚えておいてくださいね!
ということで、夜景を撮影しようと思ったら、
- (1)イルミネーションを撮るなら、素直に「夜景撮影モード」で撮影しよう!
- (2)「夜景撮影モード」は、シャッタースピードが遅くブレやすいので、手振れに注意!
- (3)被写体のフラッシュが強い場合は、フラッシュの強弱の設定をを変えてみよう!
この3点を思い出してくださいね。
次回は、「イルミネーションを撮るには?」へのお答え「その2:構図について」のお話です。
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