子どもとキラキライルミネーションを見に行ったら、その様子をきれいに写真に残しておきたいですよね!
読者の方からの質問「イルミネーションを撮るには?」へのお答えの第一弾として、前回は『夜景撮影モードの使い方』をお伝えしました。
夜景撮影モードを使って、イルミネーションを背景に「記念写真」的写真を撮影するときのポイントを覚えたら、少しステップアップ。「構図」について考えてみましょう。
「ニコパチ」からの卒業!
「ニコパチ写真」って聞いたことあるでしょうか。
被写体が「ニコッ」と笑ったところを「パチリ」と撮る、という意味です。
この講座の読者のみなさんには、「ニコパチ」写真だけを撮って満足せず、ぜひバリエーション豊かな写真を撮っていただきたい!
……というわけで、今回は、「イルミネーションの光源」について考えながら、おすすめの構図をご紹介します。
低い位置にあるイルミネーションの光源を上手に利用しましょう!
イルミネーションを背景に立つと、イルミネーションの明るさで「逆光」状態になります。
これでは、フラッシュなしで被写体を明るく撮影することは難しいです。
でも、これならどうでしょう?
▲「シャッタースピード1/30、絞りF3.5、ISO800」で撮影。
最近はイルミネーションは地面や低い木を覆う形のものが結構あります。その光源が顔を照らしてくれるポイントで撮影すれば、このように、なんとか手持ちでフラッシュを使わずに撮影することもできるんです。
このとき、「ISO値」は400~800くらいまで上げて撮影してみてください。
ISO値とは、いわゆる「高感度撮影」といわれているもので、この数値を上げると明るく撮影することができます。
でも、上げすぎると画像がガッサガサになってしまうので、できるだけ800以上は上げないほうがいいと思います。
また、明るい単焦点レンズを持っている方は、ISOをあげる前にまず「絞りF値」を一番下まで下げて撮影しましょう。だいたいF1.8かF1.4になると思います。
背景はボケますが、これだけでもだいぶ明るくなります。
ちょっとボケすぎちゃってるな~というときは、絞りF値はF2.8~F3.5くらいまで上げて、ISO値を上げて撮影しましょう。
イルミネーションが顔を照らしてくれる構図って?
もうひとつ、おすすめしたい構図は、こちら。
「イルミネーションを見ている」写真です。
これなら明るいイルミネーションに顔が照らされて、イルミネーションと顔がちょうどいいくらいの明るさで撮影できています。
横顔の写真もいいものですよね!
以上、今回はイルミネーションの光源をうまく利用した構図をご紹介しました。
「なんだかうまく撮影できないなあ~」というときは、光源を考えつつ、うまく撮影できるポイントを見つけてください!
次回、全3回の「イルミネーションを撮るには?」のラストは、「スマホでの夜景撮影」についてです。
ソーラー充電式 屋外イルミネーションライト【生活用品・インテリア・雑貨 インテリア・家具 … |