産後、子どもがまとわりついていると、はかどらない作業が思いのほか多いことを知りました。
料理や掃除といった家事はもちろん、メイク、電話やメール、自分の食事に、トイレ…。
子どもがやってくるまでは、こんなことに時間を取られるだなんて予想もしていなかった!というシーンで思ったように進められず、イライラすることも。
あたまでは、「テレビをあまり見せるのは、よくないのかな」と思いつつ、ついつい頼ってしまうのが、テレビ。
子育てファミリーの強い味方「Eテレ」の子ども向け番組や、各種アニメ番組や映画など、子どもが夢中になるコンテンツはたくさんあります。
テレビ以外にも、パソコンや、スマホ・タブレットで動画を検索すれば、どんな映像だって見ることができちゃういま。
それがたとえ10分程度だったとしても、子どもがテレビを見ている隙にパンを1つ落ち着いて食べる…なんていう時間がもてるのは、ささやかだけれど、うれしいことなのです。
とはいえ、やはり気になるのは「こんなに、見せていいのかな…」というところ。
むすめが、「テレビ! テレビ!」と言葉で要求をするようになったころ、ちょうど1歳半検診があったので、保健師さんとの面談でテレビの見せ方について相談してみました。
連続で3時間も4時間も見続けてしまうのは問題があるけれど、子どもがどうしても見たがったり、テレビを見ている間にお母さんが自分の事をできるのであれば、さほど罪悪感を持たずに見せていいのよ。
「一緒に生活する知恵」と思って、テレビを上手に使ってね。
とのアドバイスをもらいました。
録画しておいたお気に入りの番組を再生している間に出かける準備をしたり、昼食の支度をしたり。はたまた、テレビに集中している横で、ほんの15分、仮眠をとったり。
自分の時間以外にも、子どもがいやがる歯磨きや目薬、お薬を飲ませるという行為も、「テレビを見ながらやろう!」と言えば、渋々従ってくれたりもします。
テレビに頼ってしまう自分に罪悪感を持つのではなく、一緒に生活するためのアイテムとしてのテレビ、と考えてみると、なるほど、テレビは本当に救世主です。
ちなみに、むすめは、
生後9カ月頃に「リモコンとテレビは関係があるらしい!?」と気づき、1歳になると「テレビー!」といってリモコンを持ってくるようになり、1歳半でテレビの電源の入れ方を習得。
さらには、0歳児時代から、スマホの操作もお手の物。
最近では、You Tubeの視聴中に違う動画を見たいときは、サムネイルをタッチすればいい、ということも、あっという間に覚えてしまいました。
子どもの学習能力には脱帽するばかり!
……と、感心してばかりもいられません。
▲こらー! テレビは離れて見なさい~!
子どもにテレビは見せないという方針のご家庭があったり、生活の一部としてつねにテレビがついているご家庭があったりと、環境はさまざまと思います。
なので、一概には言えませんが、我が家は、「見たい!」という子どもの欲求にすべて従うのではなく、ルールを定めて、テレビや動画を上手に活用していきたいと思っています。