鼻水やせきが出る、お腹の調子が悪い、ごはんを食べてくれない……。
「とにかく丈夫に育って欲しい」と願うママ&パパに次々と降りかかる、たくさんの困りごと。
そうした悩みや疑問に、東洋医療のアプローチで答えてくれる本ができました。
病院へ行くほどではないけれど、なんだか調子が悪い。
そんな時に活躍するのは、いつも子どもを見ている私たちママです。
弱っている部分を、やさしく押したりあたためたり。
毎日続けられる、簡単ケアを紹介しています。
風邪の引き始めに
例えば、風邪の引き始めにおすめなのが「こんにゃくシップ」。
作り方は簡単。
市販のこんにゃくを10~15分ほど湯せんであたため、手ぬぐいで包むだけ!
これを首の後ろに当てると、身体の内部までじんわりと温まります。
忙しいときには、ペットボトルにお湯を入れた「ペットボトル湯たんぽ」で代用しても大丈夫です。
イラついてる子どもに
子どもがなんだか怒りっぽくて、イライラしている。
そんなときには、こちらのページをめくってみましょう。
頭のてっぺんにある「百会」のツボには、自律神経を整える効果があります。
また、ゆずをハチミツに漬けただけの簡単レシピ「ゆずのはちみつ漬け」もおすすめ。
香りの効果で、よどんだ「気」をめぐらせてくれます。
ママへのいたわりツボ
子どものことばかりで、つい自分のことを後回しにしてしまうのが、ママのツラいところ。
そこで、ママのイライラや生理不順、ダイエット肌トラブルなどへの対処法も紹介しています。
老廃物を排出してくれるのは、ひじの外側にある「曲池」というツボ。
指の腹を使って、顔全体をやさしくマッサージするのが効果的です。
舌チェックでわかること
この本で推奨しているのが、毎日の「舌チェック」。
舌の色や形を見ることで、子どものタイプを把握できるんです。
タイプが分かれば、ツボ押しや食生活など、より効果的に対応できます。
できれば、朝の「べーっ」を習慣化するといいでしょう。
著者の高橋みど里さんは、鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師・柔術整復師として活躍されている二児の母。
「東洋医療の素晴らしさを、子育て中のみなさんに知って欲しい」との思いから執筆されました。
私は編集スタッフとして何度もお話をお伺いしましたが、しなやかで力強く、とても素敵な女性でした。
ぜひ、お手にとっていただければ幸いです。