生まれたばかりの次男のお臍(おへそ)は長男と比べるとちょっと出ているかな? と思う程度でそれほどデベソだとは思いませんでした。
長男も最初は出ていたし、ネットや育児書を見てもしだいに治っていくから心配ないと書いてあるものも多いので、まあ大丈夫かなと思っていたところもあります。
でも、臍の緒が取れて数週間、明らかにお臍が出てきていました。次男はよく唸り声をあげていて、お腹に力を入れていたので、それも一因だったのではと思います。
1カ月健診では先生にお臍のことを指摘されなかったこともあり、気になりつつもいずれ治るのかな? とそのままにしていました。
健診を終えて、順調に成長している次男にホッとした矢先のことです。長男がRSウイルス(ウイルス感染症)にかかり、それが移ってしまった次男は入院することになりました。
そこで、初めて医師から「臍ヘルニアだね」と言われたのです。
臍ヘルニアは皮が伸びてしまわない早いうちに治療したほうがいいと言われたので、RSの症状が落ち着いたところで臍ヘルニアの治療をすることにしました。
行った治療は、お臍のサイズに合わせて切ったスポンジで出ているお臍を中に入れ、テープで貼って止めるというもの。防水テープも貼って数日間は取らずにお風呂も入ります。
病院に行く前日くらいにテープを剥がし、お風呂で洗ってまた病院で同じ処置をするを1週間ごと繰り返しました(次男は皮膚が赤くなってしまうので、2日前くらいに剥がして休ませました)。
次男の場合は、約1カ月くらいで臍ヘルニアは治りました。
治療してくれた先生には穴も小さくなっているし、おそらくまた出てくることはないと思うと言われましたが、稀にはまた出てしまったり、手術が必要になることもあるようです。
今はデベソだったことがわからないくらいにお臍は凹んでいます。
1カ月の時に指摘されなかったら、こんなにきれいに治らなかったかも……と考えると、いいタイミングで治療ができてよかったなと思います。
うちの子はデベソかな? そのままでいいの? と気になったら、1カ月健診や予防接種の時など、小児科で聞いてみるのがいいと思います。
※編集部注:「臍ヘルニア」は俗にいう「でべそ」のこと。通常は筋肉の発達ととともに、1~2歳までに収まることが多いようです。治らない場合でも手術で完治することがほとんどです。