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【魔の二歳児】 母と子がお互いに気持ちよく過ごすための、ちょっとした心がけ(前編)

 

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「魔の2歳児」とはよくいったもので、自己主張の始まった子どもと毎日付き合うのはほんとーーーに大変ですよね。

 

現在2歳6カ月男児の母をしている私は、1歳5カ月頃からチラチラ見え出した息子の「これって反抗期?」の言動の数々に対し、本当に振り回されて毎日へとへと、苛々しっぱなしでした。

 

ストレスがたまりにたまったときは、「こっちにこないでーーーー!!」と夫と息子に言い残し(正:泣き叫び)、部屋にこもって布団や枕をくるったように殴りまくったり。
砂場で遊んでいるついでに、砂の山をスコップで突き刺しながら「クソッ・・・クソッ・・・」と呟いていたり(笑)。

 

とはいえ、せっかくの日々をこんな風に過ごしたくないと思い、さまざまな育児書やセミナーで勉強したり、ネットで情報収集することにしました。

 

試行錯誤してたどり着いた、主張の強い子どもへの私なりの対応方法。気付いてみればなんて事はない、日常のちょっとした心がけがポイントでした。これを意識してから、息子との生活は笑いにあふれ、子育てって楽しい! 息子って可愛い!と思えるようになりました。

 

あくまでも個人の体験なので全員にはあてはまらないと思いますが、どなたかのヒントになればと思い、2回に分けてご紹介します。

 

(1)真似されてもいい言葉を使う

子どもは身近な大人の言葉遣いをどんどん吸収して真似するものです。
イヤイヤ対応で苛々しているとき、子どもから追い打ちを掛けられるように「~シテヨッ!!」「~シナサイッ!!」なんて言われたらカチンときますよね。
なので、子どもにお願いするとき、私は

  • 「~してもらっていいですか?」
  • 「~してくれる?」
  • 「~してください」
  • 「~してちょうだい♪」←かわいく。笑

など、真似されてもいいなと思える言葉でお願いしています。

 

すると子どももそれなりにそういう言葉を使ってきます。ちなみに、絶叫して「○○してーーーー!!!」などと言っているときは、いっさい取り合いません。

 

  • 「いつもの、可愛い声でお願いしてね~」
  • 「そういうときは、○○してちょうだいって言えばいいんだよ」

などと言って(聞いてなさそうでも一応伝えて)、様子が落ち着くのをひたすら見守って待ちます(明らかに迷惑になりそうな場所では臨機応変に対応しますが)。

 

取り乱して言えないときは、「じゃあお母さんと一緒に言ってみようね」と言って、「○○してちょうだい!・・・あれ?(笑)言わなかったの?お母さんだけか~、ずるいですね~~(笑)はい、じゃあもういっか~~~い、○○してちょうだ~い♪」などなど。

 

可愛く(落ちついて)言えたら、「あーよかった、可愛い可愛い^^」と可愛がります。

 

(2)失敗を楽しくする

例えば積み木を高く積もうとしていて崩れちゃったとき、「キィィィーーー!!」となりますよね。そんなときは私がすかさず、「(笑顔でおでこに手をあてて)あちゃー^^」と言っていました。

または、崩れた積み木に対し、「(ケガした人を見つけたような勢いで)大丈夫かーーー!!」。そうすると、息子は笑ったんです。それで、道ばたで転んだり、なにか思い通りにならないときは自分から「あちゃー」とおどけたり、「ぼくのあし、だいじょぶかー!」などと言うようになりました。

 

派生で、間違えた時に「まっちがーえたー♪まっちがーえたー♪」という歌を自作して、私自身の失敗の時に歌っていたら、息子も真似するようになり、レールのおもちゃで電車が脱線してしまったときは「だっせんだー♪だっせんだー♪」と歌うようになり、脱線したまま歌うだけで自分で元に戻さないので「でもだいじょぶだー♪だいじょぶだー♪」と私が続けて線路に戻させたり。

 

子どもにとって、「失敗」ってないんですよね。

大人から見ると失敗に思えるだけで、子どもにとっては『今の自分にはこれができる/ここからはできない』ということを知ったり、『これをこうするとどうなるだろう』という疑問を実地で学んでいるだけなのだと思います。

「失敗」してキィィィーーー!となるのは、それを見た大人が「だから言ったでしょ!」とか「あーあ(うんざり)」という反応をするから、自分のプライドを守る術としてそういう行動をとっちゃうのかなぁと思っています。

 

後編は、子どもの自主性や付き合い方について例をあげながら紹介します。

 

(mama記者・レトロ)

 

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