母乳だけで育てるか、ミルクも足して混合で育てるか。
「紆余曲折の末、混合にした」私の体験談を、前編の「おっぱい110番[11] 完全母乳かミルク混合か?(1)混合から完母へ・揺れ動く気持ちの産後2カ月間」では産後2カ月で、完全母乳をめざすところまでお話しました。
今回はその後の出来事をお話します。
完母、体重停滞の日々(生後2カ月~4カ月)
できることなら完母がいいなと思っていた私は、頻回授乳の教えを守り、夜中寝ている息子を無理やり起こしてでも授乳するようにしました。
でも、体重が一向に増えません。
それどころか、微減し始めて、3カ月には5187g(成長曲線の下線よりぎりぎり上ぐらい。)
心配になってきて鬱々とし、暇さえあれば赤ちゃん体重計のあるところに出かけて測る日々。
しかし、助産院で相談しても、
ミルクを足しすぎて増えた分、体重増加が止まったり、少し減ることもあるけど、心配ない。
の一点張り。
「ほんとに大丈夫?」と思いつつも、完母へのこだわりを捨てられなくなっていた私は、ミルクを足さずに頻回授乳を実践しました。
そして4カ月。 体重は5080gになり、ついに成長曲線を下に500gほど突き抜けました。
混合の決断(生後4カ月~)
さすがにこれはまずい、と思いました。
幸い、息子は体重が少ない以外、特に心配するようなところは見受けられなかったものの、このタイミングで、自治体の3、4カ月検診。
体重が少なすぎるため経過観察対象となり、また来月来るように言われました(結局、その後3カ月にわたって毎月行くことになります……)。
ここで、目が覚めたのです。
助産院の教えを忠実に守り、「完母」という私のこだわりに固執するよりも、息子が健やかに大きくなることが大切なんじゃないかって。
ミルク足したっていいじゃない。
体重が増えないことで私が鬱々するぐらいなら、ミルクを足して大きくなろうって。
その後、助産院に通うのをやめてミルクを足し、離乳食を始め、ぐんぐん大きくなった息子は、今や保育園のクラスで一番のビックボーイになりました。あの時のチビっぷりが嘘のように(笑)
ちなみに「母乳育児だと風邪をひかない元気な子が育つ」なんてことも聞きますが、うちの息子は保育園に入った初めの1年間で、風邪や熱で保育園を休んだのはたったの4日。
金曜日の夜に熱を出して日曜日には治る、ということが多かったという母親思い(?)なところも功を奏したわけですが、そんな例もあるよ、ということで。
完母へのこだわりが捨てられない気持ちも、すごく分かります。
私も実際、そうだったので。
でも、目の前にいる赤ちゃんのことを一番分かってあげられるのはおかあさん。
多くのおかあさんが、赤ちゃんにとって一番いい選択をされることを祈っています!
(mama記者・かえる)