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楽しい遠足で泣かないために ~ うちの保育園の遠足までのアプローチ

 

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▲4歳児のお弁当にピックはダメだった悪い例

 

我が家の次女は、保育園の年中さんです。二人目ということもあり、ひとつひとつのライフイベントが、ちょっと母親として手薄になってしまう今日この頃です。

 

ついつい、「○○しなさい! はやく!」という言葉が多くなり、次女が「なんで? どうして? 」と質問しても、時間に追われて理由もあまり説明せずに、「ママもパパもするのよ、いっしょにやろうね」と言ってしまうことも多いのです。時間をかけて、ゆっくりと、子どもがすることを見守ることがなかなかできません……。

 

先日、保育園からのプリントで「遠足の準備について」というものがありました。秋には子どもたちと先生で近くの公園に遊びにいく「お弁当遠足」があるのです。よく読むと、当日の持ち物の一覧だけでなく、事前に当日の持ち物一式を保育園に持ってきてほしい、と書いてありました。

 

保育園の玄関には、サンプルとして持ち物一式が展示されています。

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このサンプルの展示がとってもありがたいのです。長女の初めての遠足の時、文字だけで準備するもの一式を教えてもらうだけでなく、こうやって、おそらく保育園の先生のお子さんが実際に使っていたであろう、遠足用具一式を見せてもらうと、とってもイメージしやすくて、準備しやすいです。

 

リュックサックに、水筒に、お弁当箱、お弁当を入れる巾着袋、スプーン&フォークのセット、おしぼり、当日もって行くものを同じものを、保育園に持っていきました。プリントに何に使うのかはっきり書かれていませんでしたが、「ごっこ遊びで使うのかな?」くらいに思っていました。

 

先日、担任の先生とお話をした際に、事前に当日と同じものを使ってお弁当遠足ごっこをする理由を教えてもらいました。

 

遠足で使うお弁当箱や水筒は、毎日使うものではありません。年に数回しか使いません。あまり使い慣れていないお弁当箱の開け方がわからずに、遠足のお昼ごはの時に上下逆さまにして空けてしまって、お弁当がこぼれたり、ぐちゃぐちゃになってしまって悲しい思いをするお子さんがいるそうです。

 

また、お弁当を入れる巾着袋、これも大人は意識せずに使っていますが、巾着袋のヒモをほどいたり逆に袋を閉じたりすることって、4歳児にとっては、練習してみないと、とても難しいことなのです。遠足当日は、そんなちょっとしたつまずきが尾を引くことも……。

 

水筒も、かわいいキャラクターやお気に入りの戦隊モノのイラストのついたものなど、子どもが気に入っているからと持たせてしまいがちです。でも、細長くて芝生の上に置くとすぐ倒れてしまったり、飲み口の開け方が複雑で使えなかったり……。実際に子どもが使ってみると、大人が想像できない使いにくさがあるそうです。

 

実際に、事前に持ってきたものが、子どもが使いにくいものだった場合は、どう使いにくそうだったのかを含めて、保護者にフィードバックしてくれるそうです

 

本来であれば、家庭でそういったことを事前に試して、子どもに使いやすいものを持たせるべきですよね。それが、なかなかできない、私自身の子どもと接する時間の少なさに、ちょっと落ち込みつつも、こういったきめ細かいフォローをしてくれる、保育園の先生に本当に感謝の気持ちでいっぱいになりました。

 

また、画一的に「子どもはこういうものが使いやすいので、コレを買って準備して!」と言わずに、家庭それぞれで準備したものを、子どもが使う様子を見て助言してくれる。そんな手間をかけてくれることが、本当にありがたいなーと思いました。

 

お弁当遠足を次女はとっても楽しみにしています! これだけ万全の準備でも、転んだり、お友達とケンカしたり、泣いちゃったり、いろんなトラブルが発生するでしょう~。でも、きっとお弁当の時間は、ニコニコで過ごせるだろうと思います!

 

(Cheers! mama 編集部・まきためぐみ)

 

 

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