▲危機管理協会のホームページより
先日の台風26号は、各地に大きな爪あとを残しました。夏の強風・竜巻や、今回の10月の台風など、今まで体験したことのない災害が、とても身近で発生しています。
私は、こどもが生まれるまでは「防災」に無関心だったので、そういった災害のニュースを目にすると、
- 災害時はどういう行動を取れば良いのか
- 備えておく物は何が必要か
- 子どもがいることで災害時に特別に必要な物や困ること
これらが全くわからず、不安でいっぱいになっていました。
そんなとき、「子育てママの体験型防災セミナー」が開催されることを知り、さっそく参加してきました。
「子育てママの体験型防災セミナー」は、公益社団法人 危機管理協会の「ママプロジェクト」として開催されたもので、都内で定期的に開催されています。
セミナーは4部構成で3時間みっちりの内容でした。おおまかな流れは以下のとおりです。
- 座学(知識)
- 防災アイテム体験(温めたカレーと菓子パンを頂きました)
- 災害時にどういった行動を取るだろうか意見交換(正解はない)
- テスト → 後日「危機管理主任 4級 資格認定証」が自宅に送られてくる
▲これが後日送付された認定証、かなりしっかりしたものでした
私は当時6ヶ月の男の子を連れて参加しました。ベビーカーにじっと座っていてくれるはずもなく、抱っこしていましたが動き回って大変でした。会場の隣に出入り自由の部屋があり、大きめのお子さんはそこで遊べるようになっています(しかもその日はマジシャンのお姉さんがいて、部屋をのぞくと風船で動物を作っているのが見えました)。
参加者はほとんどが子ども連れのママでしたが、スーツを着た男性も数名いました。確かにママだけでなく、男性のパパ世代の方にも聞いて欲しい内容でした。
防災アイテム体験では、温めなくてもおいしく食べられるカレーを、わざわざ温めて食べました。その理由が印象的だったのですが、体温が1度下がると免疫が約30%下がると言われています。避難所など人が多く集まるところではウイルスが蔓延しやすく、体温を保ち免疫力を上げ病気から自分の身を守ることがとても大切だからです。
このセミナーに参加したことで、まずは「家族で防災会議をしよう!」と思いました。
災害時の避難場所(集合場所)を決めておくと、家族と連絡が取れないときでも早く安否確認や合流ができ、無駄な心配をしなくて済みます。
また、赤ちゃんや小さいお子さんのいるご家庭では、準備しておくべき緊急持ち出し品の内容も変わってきます。お子さんの成長といっしょに、緊急持ち出し品の変更もしておきたいですね。
みなさんもぜひ、一度、集合場所や連絡手段(携帯電話の災害ダイヤル等)を家族で再確認し、おうちの緊急持ち出し品を見直してみましょう。
危機管理協会の「ママプロジェクト」では、東京都内で11月にも「子育てママの体験型防災セミナー」を予定しています。興味のある方はぜひ参加してみてください。
「子育てママの体験型防災セミナー」の詳しい情報は → コチラ
(mama記者・しらかわさやか)