Cheers! mamaでは、これまでにも「魔の二歳児」たちの様子や、対応するママの心境をご紹介してきました。
今回は、「魔の二歳児」にだいぶ慣れ、対処にも余裕が出始めた私の考察をば。
2歳ちょうどのむすめは先日、朝の出勤&登園前のいちばん忙しい時間帯に、なぞの大イヤイヤ発動!!
理由も述べずに、髪を振り乱し、涙と鼻水を流しながら「いやーーーー! イヤだぁ〜!」と泣き叫びながら部屋中を歩き回っる姿はちょっと異様でした。
なにかイヤイヤモードになるきっかけはあったのでしょうが、この日の私にはそのきっかけを見つけることはできませんでした。
だって、いつもと同じ、平和な朝だったのに…。なんなのよぅ…。
家を出る時間になっても、
「ベビーカーに乗りたくない」
「靴下をはきたくない」
「髪を結びたくない」
…と、コチラの提案は片っ端から却下されます。
頼むよおぉぉぉ。
もうだいぶおしゃべりはできるようになっているのに、イヤイヤ発動中は、ほんとに「イヤイヤ」と泣くばかりでほとんどしゃべってくれません。
いったいなんなの!
何がいやなのか言えば、それを排除してあげられるのに!
…と、いいかげん爆発寸前になったそのとき。
泣きながら、「ぐ〜ちゅぅ〜し〜だぁ〜。おててぇ〜」と言い出したのです。
靴下? おてて?
よくわからないけれど、履いていく予定だった靴下を手渡してみました。
すると、
「しょうしょう、こえこえ!」
(そうそう、これこれ!)
…と偉そうに言って、靴下を手に履き始めたのです。
手伝ってあげて両手に靴下がセットされると一気にご機嫌に。
このご機嫌モードを逃してはならん!と急いで家を出ました。
手に靴下をはめた状態で、小躍りせんばかりのテンションでバス停へ向かいます。
保育園に向かうバスに乗っても、
ハイテンション!
保育園に到着して先生に「あれぇ〜!?おてて、どうしたの〜!?」と言ってもらうと満足そうに「くちゅしたなの〜♡」と報告しておりました。
この頃は、まだ、むすめのイヤイヤに翻弄されていたのですが、最近では、「なにか1つ、どうしてもやりたいことや持っていきたいもの(こだわり)があって、イヤイヤしていることが多い」ということに、気づきました。
靴下を手に履きたかったり、パンが入っていた空き袋を捨てないで持っていきたかったり、自分が散らかしたおもちゃを片付けてほしくなかったり、大きなおにぎりを半分にしてほしくなかったり(大きいままがよかったらしい)。
その日によって要求は異なるうえ、「なぜ、それがしたかったのだ、むすめよ…」と思わずため息が出てしまうようなことも多々。
でも、その「たった1つ」の要求が叶えば、急にイヤイヤが収束して機嫌を取り戻し、元のむすめに戻るということがわかってきたのです。
なので、最近では、
むすめ、私には理由のわからないイヤイヤ発動
→私、理由を聞いてみる(イヤイヤ絶頂のため、無視される)
→私、しばらく放置
→むすめ、ぎゃーぴーぎゃーぴー
→私、しばらく放置
→むすめ、泣きつかれて、ふと、想いをつぶやく
→私、(叶えてあげられることであれば)対応する
→むすめ、無事ノーマルモードに
というのが、脱・イヤイヤモードのパターンになっています。
どうしようもなくイヤイヤしている間は、何をしたって、ダメ。
落ち着くまで、しばし放置。
放置タイムは3分ほどのこともあれば、最長で45分続いたこともありました。
(その時は「この子は、壊れちゃったんだろうか?」と途方に暮れました。イヤイヤが終わったときには、「子どもの毎日って、ほんとに気合い入ってるなぁ〜」と感動して思わず涙があふれました)
もちろん、イヤイヤの原因が「(自宅にないのに)梨が食べたい」と言い出すなど、とても応えてあげられないときもあるし、時間に余裕がなくてむすめが落ち着くまで放置タイムをとってあげられないときもあります。
それでも、「イヤイヤの原因=今、こだわりたい何か」を解消してあげることが、私にとってもっともストレスの少ないイヤイヤ対処法だな〜と思う、近頃です。
ちなみに。
1歳半〜2歳までのむすめは、小さなイヤイヤを日に十数回発動ことが多かったのですが、2歳をこえたむすめは、強烈なイヤイヤを日に1〜2度発動する、というパターンに変わりました。
どっちがいいか(ラクか)…は、何とも言えません。
イヤイヤ発動の回数は圧倒的に減ったのですが、強烈なイヤイヤは、文字通り「強烈!!」なので…。
でも、イヤイヤを乗り越えてノーマルモードに帰ってくると「ママぁ〜、もうなかないよ♡」なんて言いながら抱きついてきたりして、それはそれは、かわいいんですよぅ。
魔の二歳児…なんてツンデレなんだぁっ!!
(Cheers! mama編集部・三浦良恵)