3歳児健診の問診票を眺めていたら「吃音(きつおん)」という文字を見つけました。
言葉が出だした1歳半ごろから、息子は濁音がつっかえることがあったのですが、3歳になる1カ月前から顕著に現れて気になっていたところでした。
「もうすぐ3歳児健診があるからそのときに相談しよう」と悠長に構えていたのですが、問い合わせてみると健診のときには保健師、ことばの相談室には言語聴覚士と対応される専門家の方が異なるとのこと。
また、健診のときには混み合うため、待ち時間が長くなると子どもにも負担かなとも思い、近い日で予約を取って相談に行きました。
「ことばの相談室」で教えてもらったこと
当日は保健センターのプレイルームのようなところで相談できました。
言語聴覚士の方と保育士の方がいらして、普段に近い形で息子が遊んでいる様子や話す言葉などをみていただいて、そこからわたしが気になっている部分など伝えました。
その日は吃音がまったく出なかったのですが、
- どのような場面で吃音が出ることが多いか?
- どのような音が吃音になることが多いか?
を尋ねられました。
そして、お話いただいたのは、
- 吃音はどうしてなるのかがまだわかっていない
- コミュニケーションを重ねていくうちに自分で上手に吃音と向き合っていけるケースが多い(5歳には落ち着いていく子が多い)
- 2歳から3歳が一番多く見られる
とのことでした。
3歳前後の吃音は、本人よりも周りの大人が気にするのだそうです。
息子の場合は、本人は今持っている言葉をフル活用してお話しようとがんばっている段階なので指摘しないこと。
吃音が長いときに言葉を足してあげることが大切とのことでした。
他にも、個別にどう対応すると良いのかという具体例など教えていただけてよかったです。
幼稚園入園前に相談できてよかった!
幼稚園入園よりも前に相談できたこともよかったなと思っています。
入園してから配慮してほしい事項としてあらかじめ幼稚園の先生へお伝えし、対応を共有することができたので心強かったです。
また、吃音を周囲の大人から指摘された場合、お母さんが傷つくことが多いとのことでした。
余計なお世話なのよね、と言葉を添えてくださったのですが、
「言語聴覚士さんに相談してるんです」「専門機関に通ってます」と伝えるだけで、同じことを指摘されなくなるので使ってね
と声をかけてくださいました。
心も和らぎ、相談へ伺って本当によかったです。