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子どもと「てにをは」会話をしよう~受験にも効果的~

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著名な塾講師の方がテレビて言ったのですが、受験を制するのは「てにをは」の理解にあるそうです。

 

それを聞いて、「間違いない!」と私が叫んだそのとき。

息子はすでに10歳。気づくのが遅すぎたバカ親でした。

 

しかしながら、「そりゃー、(教えるの)難しかったよ」とも嘆いたのでした。

 

「てにをは」とは助詞と呼ばれるものですが、その中でも体言(名詞ですね)に付いて、その意味関係を表すもの。格助詞というのが正しいです。

実際は4つだけではなくて、「が」「の」「から」「へ」なども含まれます。

 

では、なぜこの「てにをは」が重要か。

それは、この助詞によって、文の「意味」が大きく違ってくるからです。

 

「三角の中にある四角」「三角の中はある四角の~」「三角の中が四角に~」

「に」「は」「が」を変えるだけでその後に続く文章を含め、まったく違う意味になっていきますよね?

 

これ、縦横無尽に操るの、大人でも難しいです。

お恥ずかしい話、私、編集者であるにも関わらず、「この原稿、てにをは、間違ってるぞ!」と、30歳過ぎまで怒られてました(笑)。

だからというわけじゃないですが、小学生で完璧に理解するのは本当に難しいことだと思います。

 

でも、なぜ受験で大事なのか。

それは、テストというものは「てにをは」を理解することで、「何が問われているかわかる」かが正確にわかるということなのです。

それは、国語に限らず、算数、社会、理科。すべてにおいてです。

 

私たちも子どものころ、「引っかけ問題じゃないかー!?」と地団駄踏んだ経験があったかと思います。

それ、結構な確率で「てにをは」マジックにはまっていたわけです。

算数が苦手な子は、まず「てにをは」を学ばせよと言われる所以です。

 

0~2歳児のママさんは、とりあえず、まだ先の話ですが、ちょっと気にしてみてください。

 

では、どう気にするか?

普段の会話を考えてみてください。

 

お子さんとの会話でどうでしょう?

言葉を覚え始めた子どもは単語で話します。それはしょうがない。

でも、それに真っ正面から付き合ったりしてないでしょうか?

 

「ごはん」「片付けて!」「テレビ消すよ」

 

ちょっと面倒かも知れませんが、そこに「てにをは」を加えて話してみましょう。

 

「ごはんができたから、みんなで食べようね」

「◎◎が遊んでたおもちゃを片付けてくれるかな?」

「もうすぐお風呂に入るから、テレビを消そうね」

とかとか。

 

誰が、何を、どのように…という物事のロジックまで伝わります。

1~2歳児には理解はできないかもしれません。

でも、子どもは「そういうものなんだな」と聞いてます。

吸収はとっても早いはずです。

こんなところから始めてみるといいんじゃないでしょうか。

 

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